エレベーターで上司の上司と一緒になった時のコミュニケーション能力

エレベーターで上司の上司と一緒になった時のコミュニケーション能力 エレベーターでの沈黙。 多くの人が悩まされているようです。 しかも同乗者が上司の上司と来たら、誰だって緊張するはず。 こんな時こそ、コミュニケーション能力が問われますよね。 余計なことを言って上司のメンツをつぶしてもいけない。 でも無口な奴と思われるのもいけない。 ああ、どうしたらいいの? 実はいい話を瞬間的に思いつく人は、その頭の中に映像を描ける人なのです。 映像は言葉の1000倍の情報量を持っています。 いい話がないかなーと焦るより、今日はどんなものを見たのかなと映像を1つ1つたどる方がいい話をひらめる確率がぐっと上がります。 コミュニケーション能力は映像を描く力で決まると言ってもいいくらいです。 エレベーターの中は話題になるものが乏しい。 だから想像力を使います。 このドアが開いたら、どんな光景が現れるのだろうか。 そう想像してみましょう。 夏の暑い日なら、眩しいばかりの光線が。 すると「外は暑そうですね。どうぞお気をつけて」 という言葉になるでしょう。 冬の寒い日なら 「雪になるかもしれませんね。お気をつけて」 となるでしょうか。 雨の日なら 「あいにくの雨ですね。あまり濡れませんように」 いい季節なら 「やっといい季節になりましたね。風が気持ちいいですね」 もしも相手が途中階で降りるなら? それはそのフロアーで絵が浮かぶものを話題にしましょう。 「22階でしたら山田さんがいますね。彼は同期なんですが、新人の頃から大人でした」 こんな感じです。 会話に想像力を使うことは、不慣れな人にはむずかしいようです。 ふだんから頭に映像を描いて話したり、聞いたりするよう意識すると、コミュニケーション能力UPのいいトレーニングになります。

まとめ

エレベーターで話題を探すなら、ドアが開いた時にどんな光景が見えるか、頭の中に映像を浮かべてみる。 それを話題にするとうまくいく。

ずいぶん年下の人と話す時のコミュニケーション能力

ずいぶん年下の人と話す時のコミュニケーション能力 職場ではニ十歳、三十歳年下の人とも関わりを持つ必要があります。 かつてなら、その間に様々な年代の人がいて、クッションになってくれましたが、今は直属の部下や同僚、時に上司が息子、娘ぐらいの年頃というケースも珍しくありません。 ここはレベルの高いコミュニケーション能力が求められます。 まず必ず失敗するのが、上下の関係を持ち込む人。 自分の方が年上なのだから、年下の方が自分に敬意を持って接するべきだと思っている人は、年下の人から敬遠されます。 どんな人に対しても敬意をなくしてはいいコミュニケーションは取れません。 敬意とは素晴らしいコミュニケーション能力と呼べるでしょう。 さて、年を重ねて来ますと、新しいものに適応できず、自分たちのやり方、考え方の方が優れていると決めつけがちです。 例えば彼らの友達付き合い。 彼らは友人にとても遠慮していて、電話する前にもLineで電話をしてもいいかと確認し、承諾をもらってから電話をかけます。 携帯電話を初めて手にしたのが大人になってからという世代には、驚きの習慣でしょう。 「電話ぐらい気にせず掛けたらどうだい。そこまで気にしなくてもいいだろう」 と言いたくなりますよね。 でも時代は移り、人々の気持ちも変わります。 自分たちの時代がそうであっただけで、それが正しいとは限りません。 「キミたちが間違っている」と言われて心を許すわけがないですよね。 自分とは違う価値観、習慣、考え方を持つ人たちとうまく付き合うには、それなりのコミュニケーション能力が要るのです。 コツは、相手の価値をそのまま受け入れること。 「あなたがたは〇〇なんですね」という表現をするのです。 この場合は、「キミたちは友人でも、電話をする前にLineでお知らせをしてから掛けるんだね」という言い方になります。 いい、悪いではなく、相手をそのまま受け入れる。 これがコツです。 相手をそのまま受け入れるって、素敵なコミュニケーション能力でしょう。 「出世したいとは思わない」と言われたら、「キミたちは出世に興味がないんだね」 「車も一戸建てもほしくない」と言われたら、「キミたちは車や出世に興味がないんだね」 「会社を終えた後で、職場の人とお酒を飲もうとは思いません」と言われたら、「キミたちは仕事が終わったら、会社の人とは付き合いたくないんだね」と言ってあげます。 「そんなことで世の中渡っていけるわけねーだろー!」と言っても、それで相手が変わるわけではありません。 それよりも「もう少しそう思う気持ちを聞かせてくれる?」と寄り添う方が、相手の気持ちを理解できます。 すると、年上の方が「なるほど」と思う時も出て来ます。 また年下の方が「そんな考えもあるのか」と折れて来ることもあるのです。 これがコミュニケーションと言うもの。 こんな優れたコミュニケーション能力を持つ人は、様々な人とつながることができます。 そして様々な人々の考え方や価値に触れて、自分を成長させることも可能です。 ちょっとハイクラスのコミュニケーション能力。 身に付けておくと、得することが多いですよ。

まとめ

ずいぶん年下の人と話す時は、自分の方が賢くて正しいという思い込みを捨てる。 相手の言い分が自分の考えと反している時は、「あなたは〇〇な考え方なんだね」とか、「あなたはそこで〇〇するんだね」と相手を受け入れる表現を使う。 これが大人のコミュニケーション能力。

私がコミュニケーションの世界に飛び込んだわけ

私がコミュニケーションの世界に飛び込んだわけ 私が話し方教室を開校したのは平成元年、1989年のこと。 当時話し方教室など、アナウンサー養成校が片手間でやる程度の零細産業。 ご飯が食べられるほどの仕事ではなかったのです。 私には何の資格もないし、知識もない。 経験も何もない中でのスタートでした。 ほぼ暴挙。 たまたま講座のひとつとして行っていた花婿講座という婚活セミナーが話題になってマスコミで集中的に取り上げられてしまい、これがまた批判の嵐。 コミュニケーションなんて他人から習うものではない。 そんなところに行く人などいない。 教える人も習う人も、その気が知れない。 そんな中での船出だったのです。 世はバブル景気の真っ只中。 お金が全ての世の中で、コミュニケーションに悩む人のことなど世の中の多くの人はただの気の迷い程度にしか受け取ってはいませんでした。 ではなぜ私はこの世界に乗り出したのか。 それは私が世の中の人々のコミュニケーションにこんな印象を受けていたからです。
  • 『見知らぬ人に働きかけて打ち解ける力がない。
  • 共通する話題がない人と話すことができない。
  • 話はしても気持ちが近づかない』
そう。 知っている人と話すことはできても、全くの他人、しかも共通するものがない人と話す力をみな持ってないじゃないか。 そんな感覚を持っていました。 これはいずれ日本の社会に大きな歪を生むことになる。 自分の力でそれを少しでも防げたら・・・ そんな偉そうなことも考えておりました。 ですが、この考えが今の私の講座の根幹を作っていることは確かです。 ところが。 いざ始めてみると、会話が苦手な人を上達させることがいかに難しいか、私は思い知ったのです。 初めの10年は本当に手探りで、全く自信を持てないあり様でした。 何しろ、今のようにコミュニケーション関連の本など皆無だったのですから。 私の話はつい難しくなりがちで、教室でも生徒の顔には「?」マークがずらり。 よく教室がつぶれずにここまで来たものです。 テキストを作っては破り捨て、また作り直しすること100回近く。 開校して十数年後のある時、私の口から不意にこんな言葉が飛び出たのです。 「会話は気持ちのキャッチボール」 生徒の口から「おぅ!」って言う言葉が漏れ出ました。 私もその瞬間に 「なんかいい感じ」 と思いました。 ベストセラーになった「誰とでも15分以上 会話がとぎれない話し方 66のルール」の根幹が出来上がった瞬間でもありました。 この本が出来るまでに、なんと19年の歳月が必要でした。 それまでずっと貧乏だったのです。 ずいぶん長くかかってしまいましたね。 自分でもびっくりです。

大手術やってきました

「今度手術することになってね」 と言うと、全ての人が 「どこが悪いのですか?」 と心配そうに聞いてくれます。 「痔の手術」 と言うと、またほとんどの人が 「ぷっ」 と笑います。 いやいや、笑うほど気軽じゃないのよ、本人は。 とは思いますが、部外者にとっては痔の手術など取るに足らない出来事なのでしょう。 でもやはり当人にとっては重大事。 手術前はビビりっぱなし。 先生から「大丈夫、大丈夫」と言われてお尻をピシピシ叩かれました。 2週間ぐらいは手術痕が痛んでトイレも大変でした。 長く座ってもいられず、電車でも立ちっぱなし。 あの、まあるく穴の空いた座布団のお世話にもなりました。 終わってしまえば、何のことはない。 いつか誰かから「今度、痔の手術を」と言われたら、 私も「ぷっ」と笑ってしまうかもしれません。

ママ友とお茶をしていたら、相手の知り合いが現れて合流した時のコミュニケーション能力

ママ友とお茶をしていたら、相手の知り合いが現れて合流した時のコミュニケーション能力 ママ友とお茶をしていたら、相手の知り合いが突然現れて、同席することに! しかも、肝心のママ友に電話がかかって来て、その人と二人きりにさせられた。 どうすりゃいいの、この私。 そんな緊急事態に遭遇したら、誰だって困ります。 しかもその人もコミュニケーション能力薄そうで、頼りになりそうにないと来たら、もうパニックでしょう。 このパターン、何もママ友だけでなく、ビジネスシーンでも似たようなケースが起こりそうです。 さて、相手が何歳かもわからず、住まいも趣味も家族構成もわからない。 会話の取っ掛かりがないんですよね。 ただ、1つだけ共通の話題があることに気づけば、そこは何とかなるもの。 共通の話題とは、そうあの人、ママ友なのです。 彼女こそが二人の共通の知り合い、共通の話題。 「〇〇さんとはいつからのお知り合い?」 そんなことから会話を始めればなんとかなりそう。 これならコミュニケーション能力が薄い二人でもなんとか会話を続けられそうじゃありませんか。 そしてママ友さんの人柄に話が及べば、エピソードも出て来て話が広がる。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”]〇〇さんって、お友達が多くていいですよね[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”ママ友の知り合い”]そうそう、本当に多い[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”]私も子供の幼稚園で〇〇さんに声をかけてもらって[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”ママ友の知り合い”]あら!私はヨガで知り合って[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”]社交的よね[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”ママ友の知り合い”]ほんと、どうしたらあんなに簡単に人と仲良くなれるのかしら[/speech_bubble]
こうなれば自分のことをちょっぴり公開してもいいかもしれません。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”]私は人見知りが強くて、初めて会った人をお茶に誘うなんて、絶対に無理[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”ママ友の知り合い”]私もよ。ヨガ教室でも一番遅く入って、一番早く帰っていたのよ[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”]ねー、知らない人の中に入るって、緊張するもんね[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”ママ友の知り合い”]〇〇さんほどのコミュニケーション能力があれば[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”]ほんと。私、小さい頃からコミュニケーション能力に問題があって[/speech_bubble]
ほら、何と言うことでしょう。 お友達を話題に乗せて、タイミングが来たら自分のことをちょっぴり話す。 これでもう二人の関係はぐっと近づいた感じがします。 何と言うコミュニケーション能力でしょう。 何かの席で知らない人と同席することになったら、ぜひこのコミュニケーション能力を使ってみて下さい。

まとめ

知り合いの知り合いという間柄の人(しかも初対面)と同席することになったら、
  • 知り合いという共通の話題を使って会話をする。
  • いいタイミングが来たら、少し自分の話を織り込む。
これで会話が始まり、互いに親しみを感じることができる。

話がふくらむ人がこっそり行っている コミュニケーション能力

TALK&トークのレッスンを受講された方が こう教えてくれました。
自分は会話がとぎれるのが恐くて、 一生懸命質問を繰り返していました。 会話はそれで何とか続くのですが、 それが苦しくて苦しくて、 この教室を探し当てたのです。 そして、会話の秘密を教えてもらいました。 会話って、意識的に止まって、 想像力を巡らすからふくらむんですね。 目から鱗が落ちた思いです・・・
話がふくらむ人が、こっそりしていること。 このコミュニケーション能力は表面には表れないので、 気が付く人はとても少ない。 それが話を前に進めない力。 「家内と北海道に行って来たんですよ」 と言われたら、話が苦手な人ほど先を急ぐ。 「北海道はどちらへ」 「何を食べましたか」 「天気はどうでしたか」・・・。 質問で話をつなぐぞと言わんばかりに、 話を前に進めます。 でも気持ちはどんどん苦しくなるばかり。 何がいけないのか。 それは互いに話をする在庫がどんどん減って行くからです。 話し手は聞かれるままに、答えて行きます。 聞き手は思いつく限りのことを尋ねます。 そして二人の頭の中から、話すイメージ、 話題の在庫が枯渇してしまうのです。 真にコミュニケーション能力に長けた人は、 話を前に進めません。 A「家内と北海道に行って来たんですよ」 B「おっ!北海道ですか!いいなー♪」 A「ええ、良かったですよ」 B「でしょう。Aさん家は夫婦仲もよくてうらやましい」 A「あ!今でしたら北海道復興割っていうサービスがあるんですよ」 B「えーっ!なんですか、それ?」 BさんはAさんの言葉を受けて、 「おっ!北海道ですか!いいなー♪」 「でしょう。Aさん家は夫婦仲もよくてうらやましい」 としか言っていません。 これがどんな効果を生んでいるのか。 それは、何もしていないように見えるその中で、 お互いの間に、様々なイメージがふくらんでいること。 「おっ!北海道ですか!いいなー♪」 と言われたAさんの脳裏では、 北海道の思い出が駆け巡ります。 Bさんの頭の中にだって、 聞いてみたいことがふくらみます。 つまり二人の間に、話のイメージ、 話題の在庫が量産されているのです。 会話は映像のキャッチボール。 私の最新作、 「誰とでも15分以上  ほんとに会話がとぎれない話し方50のルール(すばる舎)」 で紹介したコミュニケーションスキルです。 コミュニケーション能力に優れた人は、 「ほーっ!」とか「へー♪」とか感情表現を交えた 共感をして、間を十分に取りながら、 想像力をふくらませているのです。 共感をもらった話し手の中では イメージがぐんぐんふくらみます。 共感した方も同じようにイメージが ふくらみます。 お互いにイメージをたくさん持って会話をする。 つまり話すこと聞くことをたくさん持って話す。 だから話がはずむというわけです。 そして在庫が途切れそうになると、 また会話をゆっくりに戻し、 在庫を増やす。 これは外からは伺い知れない コミュニケーション能力ですね。 ぜひチャレンジして頂きたいです。

まとめ

会話は質問で先に進めるものではない。 まずは相手の話に共感し、十分な間を取り、 お互いが想像をふくらませる時間を取る。 アイコンタクトを取り、感情を交わすことで、 お互いのイメージが同じになる効果まで 生まれる。

伝えるコミュニケーション能力

伝えるコミュニケーション能力 コミュニケーション能力の基本的な力が伝える力。 「決まりきったことを伝えることぐらい簡単」 と思っている人は意外と多いのかもしれません。 でも、自分の言葉が相手にどれぐらい伝わっているか。 そして自分の言葉に、相手がどれほど動いてくれるか、そこまでを意識して、自分の考えを他人に伝えている人は稀です。 自分の考えを相手に一方的に伝えるだけでは、相手はそれを受け取ってはくれません。 相手が受け取りやすく伝える。 しかも、その話を聞いた人が、自分の思う通りに動いてくれる。 これがコミュニケーション能力に長けた人です。 コミュニケーションとは言葉のキャッチボールだと昔から言われて来ました。 でも本当のところ、私たちは自分の頭に映像を描きながら話し、聞き手も話し手の言葉を映像にして聞いているのです。 真実は、コミュニケーションとは映像のキャッチボールなのです。 だから相手の頭の中に、映像が浮かびやすく話せる人、これをコミュニケーション能力に優れた人と呼びます。 コツは短い文章で話を切り、間を作って話すこと。 「私は堺市に住んでいるんですけど近所にすごく美味しい焼き鳥屋があって、とくに手羽先ギョーザがぜっぴんでビールにすごく合うんです。」 多くの人は、話をこのようにして一気に伝えてしまいがちです。 聞き手は相手の話を映像にしながら聞いています。 これでは内容が多すぎて、1つ1つ丁寧に映像にすることができません。 本当はコミュニケーション能力などないのに、自分は話がうまい!と思い込んでいる人ほどこういう伝え方をしています。 そこで、相手が映像を思い浮かべやすくするために、言葉を短く切ります。 さらにその後、間を一拍空けて、映像を浮かべる時間を作ります。 こんな感じで。
  • 「うちの近所に、すごく美味しい焼き鳥屋があるんです」
  • 「私は堺市に住んでいるんですけどね」
  • 「とくに手羽先ギョーザがぜっぴんなんですよ」
  • 「これがまた、ビールにすごく合うんです」
これこそ伝え方の神髄! 私たちはこの伝え方を、コミュニケーションブリッジの伝え方と名付けました。 相手がスムーズに映像化できる感じが伝わったでしょうか。 この伝え方をマスターすれば、プレゼンもスピーチも、説明も、とても上手になれます。 そしてそれを聞いた人が、あなたの言う通りに動くように! コミュニケーション能力に優れた人は、相手のことを本当によく考えています。 ぜひこの伝え方にチャレンジしてみて下さい。

まとめ

人はあなたの話を映像に置き換えながら聞いている。 そこで映像化しやすいように、言葉を短く切り、映像を浮かべる間を作る。 これであなたの話を相手はしっかり映像にし、理解も記憶もスムーズに行える。 これこそが、コミュニケーション能力に優れた人の伝え方。

あの人が言うとなぜ面白いのか

あの人が言うとなぜ面白いのか コミュニケーションの世界は進歩が遅い。 これだけ世の人々が悩んでいるのに、画期的な回答を出せずにいます。 どの本を開いても同じことしか書いていません。 曰く、 「自信を持って」 「相手はあなたの話に思うほど関心がない」 「思うままを言葉に」 そんな気休めしか書いていない。 コミュニケーションの世界にもぼちぼち大きな転換期がやって来る頃です。 それは『言葉』から、『映像を伝えるスキル』への発想の転換です。 何を言えば人は動くのか。 何を話せば人がついて来るのか。 そういう発想ではなく、 『どう伝えれば』自分の思いが相手に伝わるのか、という発想に切り替える時が来たのです。 同じことなのに、あの人が言うとなぜか面白い。 あの人が言うと不思議と納得する。 そんな経験を誰もが持っているはず。 それは言葉ではなく、伝え方に秘密があるという証拠。

伝え方を変えるヒントは『映像』にあります。

人は自分の脳裏に映像を映し、それを言葉にして話します。 聞き手も話し手の言葉を全て映像に置き換えて聞いているのです。 コミュニケーションは『映像』を通じて行われている。 このことを知らずして、コミュニケーションは語れません。 だから相手に絵が浮かぶように話せれば、その人は話し上手ということになります。 話がうまくなる第一歩は、自分が思い描くその映像を強く意識すること。 自分は映像を言葉にしているのだと気づくことです。 例えば結婚式のスピーチ。 原稿を用意し文字で記憶しようとすると現場で急に頭が真っ白。 そんなことが起ります。 文字は記憶されにくいし、少し言葉を間違えると後が続かなくなるもの。 そこで、
  • 新郎(新婦)の人柄
  • 職場でその人柄が発揮されたシーン
  • 彼(彼女)の一言
そんなふうに一つ一つのシーンを『映像』で思い描きながら、話す練習をしてみて下さい。 原稿を作るなら、見出しだけを書いておきます。 例えば
  • 親族、新郎新婦へのお祝いの言葉
  • 新郎、熱意のある好青年
  • 会社のピンチを救う
  • 新婦を幸せにできる
  • 結びの挨拶
こんな感じ。 何度も映像を思い描きながら練習すること。 映像を描きながら話すと、言葉に気持ちが乗ります。 これが大事。 気持ちが乗るから、聞く人が感動し、ある時は笑い、またある時は説得される。 これからコミュニケーションの世界は映像を言葉にするという考え方で語られるようになるでしょう。 今の時点では私しか言ってないけど。 その時、コミュニケーションの研究が一気に進むはずです。

名前にまつわるエトセトラ


私は血圧が高めなので、月に一度医者通いをしています。 薬をもらいに薬局にも行きます。 その薬剤師さんの名が山井さん。 好青年で女性にモテそう。 彼の名前、漢字で書くと何でもないのですが、名札には振り仮名も打ってあります。 よせばいいのに。 やまい・・・と。 病気の人に向かって「やまい」だなんて、縁起が悪い。 心の中で言いがかりをつける私。 医者で「藪」さんもいたな。 タクシーの運転手で「忠則」さんもいた。 名前って罪だ。 今日もやまいさんからお薬をもらい「お大事に」と背中で言われて薬局を出る私。 あの笑顔からすると、山井さんは私の思いにまだ気づいてはいないようです。

コミュニケーション能力を確実に高める究極の方法

コミュニケーション能力を確実に高める究極の方法 コミュニケーション能力とは何なのか。 私は「共にいてストレスなく過ごす力」と表現しました。 人に誰にも、相手に「こうしてほしい」という期待と、「こうしてほしくない」という不安があります。 それを察知して、相手が幸せであるように振舞う力。 これがコミュニケーション能力なのです。 このコミュニケーション能力を持つ人と接すると、相手はこう感じます。 「この人といると、いい気分だな」と。 すると相手はこの人に、親しみや信頼を感じます。 男と女なら恋になるかもしれません。 ではこのコミュニケーション能力はいかにして身に付けられるものなのでしょうか。 私はそれを、相手の立場で想像する力を鍛えることでマスターできると考えています。 例えば、あなたが興味のある分野のお話をするとしましょう。 「Amazonのプライム会員って、年に4000円ぐらいの会費がいるじゃない。私はそれを420円にする方法を知っているんだ」 自分のことしか考えられない人なら、話をこのまま突き進めるでしょう。 でも相手の立場を想像できる人は、相手の表情や相づちで、自分の話に相手が興味を持っているかどうかを想像できます。 あまり関心がないと判断出来たら、この話はやめにするか、興味のない人にも興味を持てるように面白おかしく話すようにするでしょう。 これをコミュニケーション能力の高い人と呼びます。 この力を養うには、まずは自分の感じ方に着目する必要があります。 誰かと話をする時に、どうしてもらったら嬉しいか、困るかを感じ取ります。 嬉しいことは他人にもする。 困ることはしない。 これだけでもコミュニケーション能力はずいぶん高まります。 さらに自分がされて嬉しいことを他人に行う場合、それを相手がどう感じているか、自分も感じ取りながら進める必要があります。 自分が嬉しいことでも、他人は嫌かもしれない。 そう想像することが必要なのです。 相手がどう感じているかは、その表情、仕種、態度、そして出て来る言葉、相づちでわかるはずです。 そこに意識を持ちます。 また一緒にいて居心地のいい人を観察して、この人が何をしているのかも具体的に感じとります。 こうしてコミュニケーション能力は磨かれて行くのです。 世の中には色々な人がいます。 大勢の人と接することで、様々な人の感じ方を理解でき、コミュニケーション能力はさらに高まって行きます。

まとめ

コミュニケーション能力を高めるには、まず自分がされて嬉しいこと、嫌なことを積極的に感じようとする。 自分が相手に何かをする時は、相手がそれを喜んでいるかどうか感じ取りながら進めること。 いつも相手の立場で、何をすれば喜ぶか、嫌がるかを想像しながらコミュニケーションするようにすると、コミュニケーション能力は高まる。

コミュニケーションとは、誰かとつながり、温かなもので満たされること

2018年の9月に 「誰とでも15分以上 ホントに!会話がとぎれない!話し方 50のルール」を発売しました。 2009年に発売して以来、100万部を超えた 「会話がとぎれない話し方」シリーズの完結編です。 会話は言葉のキャッチボールという古い概念を覆し、 会話は気持ちのキャッチボールという新しい考え方を提案して、 多くの方々に支持して頂きました。 あれから9年。 その気持ちのキャッチボールに加えて、 映像のキャッチボールという 考え方を新しく提案します。

言葉ではなく「映像」を意識しよう

事実、私たちは話をする時、 その場面を想像しながら目の前の人に その出来事を伝えています。 言葉ではなく、映像を基にして話をしているのです。 話がうまい人は、このことを誰に習うでもなく、 自然にできるようになっています。 方や話が苦手な人は、映像を描く力が曖昧で、弱いのです。 ですから、話がうまくなりたいのなら、 自分が話そうとするその場面を 頭の中に浮かべて、それを言葉にする 練習を積めばいいのです。 すると、相手の頭の中にも、 自然と映像が浮かびます。 互いの浮かべた映像は、同じものではありません。 しかし、言葉を送り、相手が相づちを打つ中で、 その映像は次第に一致して行きます。 こうなれば、自分が伝えたいことが 一瞬で相手に伝わるようになります。 会話が楽しい人は、こんなことを楽々と こなしているのですね。 この場合、聞き手の役割も大変重要です。 聞き手も相手の話を意識して映像にしつつ 話を聞きます。 映像を思い浮かべ、 それを相手と同じ気持ちで眺め、さらに体験する。 他人事ではなく、自分のこととして話を聞くと、 強い感情が生まれます。 「自販機の下に五百円玉を落として見つからなかった」 と言われたら、他人事なら「ちゃんと探したの?」という 程度の反応しかできません。 でも自分が落としたとしたら、 「ええっ!それはショック。誰かに拾われたら悔しいね」 「あの五百円玉があれば、高いチョコだって買えた、とか思うね」 という切実な言葉が漏れ出て来ます。 これこそが話を聞くということなのです。 相手は、自分が感じたことをあなたも感じてくれたことに とっても喜びます。 すると、その頭の中でさらに新しいイメージが どんどん湧き出て来ます。 これが共感の真の効果! 共感をしたあなたにも、イメージが次々に湧くのです。 これが話が盛り上がっている状態。

誰とでも 15分以上 ホントに! 会話がとぎれない!話し方50のルール

話し手は聞き手に映像が浮かぶように話す。 聞き手はその内容をまた映像にして浮かべ、 感じた気持ちを返す。 こうして二人の間に映像がたくさん現れる。 その映像を二人で共有する。 これを二人がつながったと呼びます。 誰かとつながると、 私たちの心はとても温かなもので満たされます。 それを幸せと呼ぶのです。 会話はただ言葉を交わすだけでは あまり意味がありません。 互いの話を我がこととして映像にして聞き、 気持ちを感じ取る。 このことがとても重要です。 ああ、自分は一人ではない! そんな体験を毎日のようにできたら、 生きる意味さえ自然と理解できるでしょう。 会話って、これほど奥深く、神秘的なものだったのです。 時間をかけて人に習う価値があるはずです。

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コミュニケーションの90%はただの気遣い

コミュニケーションの90%はただの気遣い コミュニケーションとは何か。 そんな疑問がネットでもよく語られています。 今回はそんな疑問にお答えするお話を。 もうずいぶん昔のことですが、ある出版社からこんな本を書いてくれないかと依頼がありました。
『ダジャレで楽しむ会話術』
一瞬でこう思いました。 「無理」 「売れるもんか」 その時、私はこう返事をしました。
この度は有難いお話を頂戴し誠にありがとうございます。 大変興味の湧くタイトルですね。 ただ、あいにく執筆の予定が詰まっておりまして、お受けすることができない状態です。 大変残念ではございますが、この度のご依頼をご辞退させて頂きたくお願いを申し上げます。
「書けません」 という意思表示をするために、これほどの気を遣うわけです。 コミュニケーションとは情報のやりとりだと思っている人は多いかもしれません。 でもその中身を覗いてみると、情報などごく一部であることがすぐにわかります。 私たちがやりとりしているのはほとんどが 『相手に対する気遣いと言い訳』 にすぎないのです。 ああ、面倒くさい! とは言ってはいられない。 この気遣いが失われた途端に、私たちは社会からつまみ出され、のけ者になってしまいます。 事実、この気遣いが足らないだけで、職場で浮いた存在になり、妻や恋人に不機嫌な顔を向けられ、友人から距離を置かれた経験など、誰にも一度や二度の経験があることでしょう。 妻の料理に「まずい」と言ってしまってはこの世の終わり。 「美味しいじゃないか」 とまず言う事が家庭を穏やかに収める処世術。 そしてどうしても必要ならば、 「今度は塩を控え目にすると、もっと美味しいかも」 と塩同様に言葉も控え目にする。 これで将来寝たきりになった時、妻から毎晩針で刺されるリスクも軽減されるはず。 部下の企画に 「何が言いたいのか全然わからない」 と本音を語れば部下は不貞腐れ、上からは無能管理職の烙印を押される。 「よく頑張ったな」 という心にもない言葉がビジネス社会では必須。 そして 「この企画で君が一番訴えたいのは何?」 と彼の言いたいことを引き出すよう頑張る。 「そうか、結論はそこなのか」 と気づきを与え、 「結論を初めに持って来て、あとの話も結論を意識して書けば完璧だね」 と暗に書き直しを伝える。 コミュニケーションとは
  • あなたを大切に思っている
  • その力を認めている
  • 尊敬している
と伝える役割が大きかったのですね。 私たちは相手を思いやり、同じ結果になるのならお互いが少しでも気持ちよくいられるよう、配慮しあうことができる生き物。 コミュニケーションの90%はただの気遣いにすぎない。 このことをぜひ覚えていてください。

甥っ子は目に入れても痛くない

私には今年4歳になる甥っ子がいます。 今年(2018年)の誕生日を迎えると59歳になる私に4歳の甥っ子とは違和感があることと思います。 実は弟が49歳でできちゃった婚をしたのです。 うちには子供がいないので、野口家として初の子供ということです。 私の家内はもう60歳を過ぎているので、この甥っ子が孫のように可愛い様子。 先日も「目に入れても痛くないわ」と言って甥っ子と遊んでおりましたら、彼の人差し指が家内の目にズボッと入ってしまいました。 痛っ!と言って目を真っ赤にし、涙ぽろぽろの家内。 目に入れても痛くない。 この格言は真っ赤なウソであることを思い知らされた事件だったのでした。