下手でもいいから自分の話をするのが大事。人との距離が近くなる

下手でもいいから自分の話をするのが大事。人との距離が近くなる

教室のレッスンを受けている方から、こんな言葉を頂きました。
「自分は今まで自分の話を聞いてもらおうとはして来なかった・・・。
話すことに自信がなかったからだと思います」

これはコミュニケーションを教えることを仕事とする私も
うっかり見逃して来た視点でした。

取るに足らない話なのに親しみが生まれる

実は自分を上手に語ることは、他人とつながり親しみを生むもととなっているのです。
とくに気持ちが伝わって来る話は、相手との距離を一瞬で縮めます。

私「昨日は京都の歯科医院に研修で朝早く家を出ましてね」
相手「ええ」
私「出かけにうちの家内が、今日はずいぶん早いねって言うんです」
相手「はい」
私「そうや、今日は京都の歯医者さんで研修やと言うとね」
相手「ええ」
私「歯医者に行くの! 保険証持った?って聞くんですよ」

こんな取るに足らない何でもない話ですが、短い言葉でキャッチボールを行い、相手もしっかり相づちを返してくれると、お互いが同じイメージ、同じ気持ちを持つようになります。

さらに感情が湧くストーリーだと、お互いの脳にドーパミンという快楽物質が出て、幸せな気持ちになります。
これが雑談から親しみが生まれる理由なのです。

自分を語らないと他人とのつながりが生まれない

しかし、自分を語ることを恐がる人は、自分の話など誰も聞きたくはないし、面白くもないだろうという思い込みを持っています。
日頃、様々な出来事に遭い、色々な物事を見聞きしても、それは外に向かって表現されることはなく、自分の中を素通りして忘れ去られて行くだけ。

すると、他人との結びつきがとれなくなってしまいます。
なんとももの悲しいお話ですが、これがその人の人間関係が寂しくなってしまう理由なのです。

しかし教室でお話をしてもらいますと、みなさんいいお話を持っています。
人に聞かせる話がない人などいないのです。
冒頭のお話をして下さった方も、こちらから話を引き出すと、とても楽しいお話をして下さいました。

会話はお金がかからない娯楽。お金では買えないエンターテイメント。
だから会話を楽しめたら、人生がとても楽しくなるし、人ともすぐに仲良くなれます。

相手が乗って来るとっておきの話し方

こういう方は、次のようなことにチャレンジしてみて下さい。
日々、あなたが遭遇する出来事。
それを短い言葉で他人に伝えてみます。

近所にあったラーメン屋が今日見るとなくなっていた。

携帯電話のバッテリーがもたなくなって来た。

うちの近所にもタピオカの専門店ができた。

みんなこんなありふれたことを話題にして、会話を楽しんでいるのです。
価値がないとか、誰も聞きたくはないだろうとは考えずに、チャレンジしてみて下さい。

ここで重要なアドバイス。

近所にあったラーメン屋が今日見るとなくなっていた・・・ので私は「びっくりした」のか「悲しかった」のか。
はっきり自分の気持ちを添えてみて下さい。

すると相手はその先を聞きたくなります。
どうしてびっくりしたのか。
どうして悲しくなったのか。

話に気持ちが加わると、それはもう物語りでありドラマです。
もし相手がその先を待っている顔をしていたら、「実はね・・・」と物語を先へと進めます。

相手の人はきっとあなたの話を楽しんでくれるでしょう。
そして何よりあなた自身が楽しい気分になれるはずです。

それは気持ちを表現したから。
あなたが人生の目的をひとつ達成したから、心が温かくなったのです。

まずはあなたのことをわかってくれそうな人を見つけて、最近の出来事を短くていいのでお話してみて下さい。
人とのつながりを感じると心が温かくなり、人間関係が寂しく感じることが少なくなって行くでしょう。

コミュニケーション、ここを変えたら寂しい人間関係が一日で温かくなる:まとめ

  1. 自分を伝えないと人は他人とつながりを持てない
  2. 伝える内容は取るに足らないことでかまわない
  3. 自分の話のオチはいつも「びっくりした」「困った」など気持ちで締めくくる
  4. 気持ちを表現すると他人とのつながりが強くなる
  5. 何でもない話を他人にする勇気を持つ

 

温かな人間関係をつくるコミュニケーションをマスターするなら
仕事の話ならできるけど仕事を離れると話に困る人!これで解決

仕事の話ならできるけど仕事を離れると話に困る人!これで解決

山田賢一は不動産屋で働く32歳。
今日も彼と同年代に見える女性三木聖子を車に乗せて、目ぼしい物件を一件一件案内していた。

「この町は最近インスタで芸能人が紹介してから、人気になっているんですよ」
「へえ!誰?」
「美剣流也です」
「みつるぎりゅうや?・・・あ!あの!」

賢一はお客とのコミュニケーションで困ったことはない。
一度の接客では二時間ほどお客を案内するが、 会話はとぎれたことはない。

ところが、ある日の昼下がり。

彼が一人遅いランチをカフェのカウンターで食べていたら、少し前に彼の横に座った女性が突然彼に話しかけて来た。

「あら、山田さん?先日お世話になった三木です。偶然ですね。いまお昼ですか」
今日は休日なのか、聖子は洗いざらしたデニムに刺繍の入った白のブラウスをモデルのように着こなしていた。
ふいをつかれた彼は慌てて返事をした。
「あ!はい、あの時はありがとうございました」
「すいません、ぜんぜん気づかなくて。お隣に座ってしまいました」
「いいえ、こちらこそすいません。ぼんやりしていて」

しばらくは賢一が紹介したマンションの住み心地について話は続いたが、それもすぐに話題が尽きてしまって、気まずい空気が流れた。

「山田さんって、ふだんはあまりお話なさらない方なんですね」
驚いた様子で聖子が尋ねた。
「はあ、どうも申し訳ありません。自分は仕事の話ならいくらでもできるんですけど」
「そうですか。くつろいでいらっしゃるところにいきなり申し訳ありませんでした」
聖子は少し寂しげな色を瞳に浮かべて、席を立っていった。

カフェからの帰り、賢一は車のハンドルを握りながら、自己嫌悪感と闘っていた。
自分は決して話が下手なわけではない。
ただ、仕事以外の話が苦手なだけなんだ。
見た目も悪くない彼だが、これまでの32年間で付き合った女性は2人だけ。
それも三か月以内に自然消滅する儚い恋の経験しかないことも、彼の秘められたコンプレックスでもあった。

仕事以外の話題を持っていない戸惑い

この賢一のような戸惑いを持つ人は多いものです。
仕事という話題を失うととたんに会話に困るということは、仕事以外の話題を何も持ってはいないということになります。

仕事の会話というのは、話題も決まっていて相手に対する質問も定型文がありますから、あまり頭脳を使う必要もない楽な会話です。

こういう方には、五感を刺激して脳を活性化する意識を持つことをお勧めします。
目で見たもの、耳で聞いたもの、肌で感じたもの、匂いや味から得られる感覚を話題にするのです。

とくに視覚や肌の感覚で感じたものは、いい話題になります。
「もう秋の雲ですね(冬の雲ですね)」
「夕暮れが早くなりましたね」
「このビル、一週間で解体がすんでしまいましたね」
目に見えるものに意識を向ければ、話題にすることもむずかしくはありません。

次は肌の感覚です。肌は気温や湿度などを敏感に感じ取ってくれます。
「寒くなって来ましたね(温かくなって来ましたね)」
「梅雨になってじめっとしますね」
「日差しが痛いぐらいですね」

そして「秋の雲を見ると、私・・・」
「ビルの解体が一週間ですんでしまうのを見て、私・・・」
「寒くなってきたので、私・・・」
というように、ちょっとした話題から自分の話へとつなげていきます。

例えば
「秋の雲を見ると、バイクに乗りたくなりますね」
「ビルの解体があっという間に進んだので、解体するところを見逃してしまいました。私、ビルが壊されて行くのを見るのがたまらなく好きでして」
「寒くなって来たので、昨日早速コタツを出しました。コタツ好きなんですよ」

と自分の感じ方を伝えます。
そうすると相手もそのイメージを思い描くことができて、そこから質問やそれに関する相手の話を語ってくれたりするので、会話がはずむのです。

目で見る、耳で聞く、肌で感じるものはそこにいる人の間では共通の話題。
そこから自分のエピソードにつなげれば、相手も違和感なく話に入って行けるというわけです。
感じたこと → 自分のエピソードへの展開ができるようになると、会話には困らなくなるでしょう。

つまり一人の人間として思うことや感じることを話す力をつければ、仕事を離れても人間らしい会話ができるということです。
ぜひお試しくださいませ。


あの日の失敗から半年。
山田賢一はあの町のあのカフェで聖子を待っていた。
そう、二人はひょんなことから再会し、付き合うようになっていたのだ。

「ごめんなさい、遅刻しちゃって」と笑顔で謝る聖子に
「いいよ、僕も今来たところだから」と賢一は明るく返し、半分に減ったコーヒーカップを慌てて口に持っていった。

「無理しちゃって」
「へへへ。外は寒かったでしょ」
「そうね、もう十一月だもんね」
「うちの近所の桜の木も、もう紅葉がはじまってて赤くなっていたよ」
「へー、そんな感性あったんだ、ケンちゃん」
「もう少しで俳句を詠むところだった」
「あははは、ケンちゃんってこんなに面白かったっけ」
「ああ、聖子が付き合ってくれたお陰かな」
「もー、照れるから」

聖子の顔が喜びではじけるのを見ながら「ま、そういうことにしておこう」と賢一は心の中で首をすくめた。
この数カ月、土曜日は仕事が忙しいと言って会うのは夜だけにしてきた。

しかし、その時間に実はコミュニケーションを習いに行っていたことは、しばらくは秘密にしておこうと思うのだった。

仕事の話ならできるけど仕事を離れると話に困る人:まとめ

  1. 仕事の話というのは話題も決まっていて、あまり頭を使う必要はない簡単な会話
  2. 目で見たもの、耳で聞いたもの、肌で感じたもの、匂いや味から得られる感覚を話題にする
  3. 動それはその場にいる二人には共通の話題
  4. 「朝晩は冷え込んで来ましたね」と言葉を投げかけ、相手が「そうですね」と返事しやすくする
  5. 「寒くなって来たので私・・・」という流れで自分のエピソードを短く話す
  6. するとお互いにイメージが広がり、気持ちを感じることができるので、話が広がりやすくなる

 

温かな人間関係をつくるコミュニケーションをマスターするなら
脳科学が解明した一緒にいて楽しい人の話し方

脳科学が解明した一緒にいて楽しい人の話し方

最近、大変有能なスキルを持つ生徒さまが、私の講座を受けた後、脳科学にまつわる外国の文献を調べて下さいました。
そして私の教えていることが、脳科学の面からも実証されていると教えて下さったのです。

脳科学が解明した会話の秘密

私が教室で教えているのは次のようなことです。

  • 話し手が言葉の切れ目がなく間を空けずに話すと、聞き手は映像を浮かべることができない。
  • すると、そのストーリーの意味を飲み込むのがやっとになる。
  • あまりに長い話になると、もう言葉が耳に入らなくなり、何も伝わらなくなる。

例をあげると次のような話し方になります。
「老舗って言われている寿司屋に行ったんだけど本当に建物が古くてしかも入り口が小さな引き戸になっていてそれを思い切って開けるとそこの大将と目が合ってしまったんだ」

こんなふうに話をされると、聞き手にはただ言葉の意味だけが届くという結果になります。
この状況を、生徒さまが紹介して下さった脳科学の文献ではこう説明されています。

私の要約でお読み下さい。
言葉の切れ目がなく間を空けずに話す人は多い。
その話を聞く人の脳では、イメージが湧かないために、言葉がただの情報として処理されてしまう。
この時、主に働いているのは、脳の左側にあるブローカ領域とウェルニッケ領域で、ここでは音声を言葉に置き直し、その意味を理解する働きをしている。
聞き手の脳にはただ情報がインプットされるだけで、他の脳領域との連動が起こらない。
すると感情が湧かず、会話の広がりは期待できない。

短く切って間をうまく使うと、聞き手の脳全体が働きだす

私が教室で教えているのは、短い言葉で切って、間を空け、聞き手に相づちを打たせるように話すことです。
それは次のように使います。

「老舗って言われている寿司屋に行ったのよ」
「へー」
「それがね本当に建物が古いの」
「そうなんだ」
「しかも入り口が小さな引き戸になっていてね」
「うん」
「それを開けるとね」
「うん」
「そこの大将と目が合ってしまったんだ」
「うわー。怖かったでしょう」

短い言葉で伝えてもらうと、その場面が脳裏に浮かびやすくなります。
さらにちょうどいい「間」が、想像を促すいい暇(いとま)になるのです。
映像が浮かぶことで、聞き手はまるで自分がその出来事を体験しているかのような気分になります。
それはまるで映画やテレビを見ているかのようです。

脳が同期する!

生徒さまが下さった文献には、このことが次のように書いてありました。
また私の要約でお読み下さい。

このような伝え方をしてもらえると、聞き手の脳内では言語処理の部分だけではなく、様々な領域が働き出す。

聞き手は、その話を情報として処理するのではなく、目の前で繰り広げられている出来事を、その目で見て、その耳で聞くかのようにその話を聞くことができる。
まさに話し手の体験を自分もしているかのような状態になる。

脳の活動を調べると、「それがね本当に建物が古いの」と言われたところでは、聞き手の感覚皮質が活性化する。
「しかも入り口が小さな引き戸になっていてね」「それを開けると」と言われたところでは、聞き手の運動皮質が活性化されていた。

聞き手はただ話を聞いているのではなく、自分の体を動かしているかのような状態であると言える。
聞き手は話し手が経験したのと同じ感覚を経験していたのだ!

この時、話し手の脳と聞き手の脳は同じ領域を使っていて、二人の脳は同期している!
これはニューラルカップリングと呼ばれるものだ。

さらに効果的な間を取ることにより、聞き手は話の次の展開を予測するようになる。
これが話し手のストーリーをより深く理解できることにつながる。

また、ストーリーが感情的に盛り上がる場面では、‘幸せホルモン’であるドーパミンも分泌されることがわかっている

なんという衝撃でしょう。

短く切って効果的な間を使うことで、互いの脳が同期するなんて!
別々の存在である人間が、コミュニケーションを使って1つになることができるのです。

これこそが人が一緒にいて楽しくなるプロセス!

さらに共感することでも、脳の同期が起こることが発見されています。
互いが同じイメージ、同じ気持ちになろうとすることで、脳が共鳴し、互いを結びつけます。
人はこうしてつながり合い、親しみを増すようにできているようです。

こうなると話がうまい人とは、他人とつながり合い、親しみや愛情を深める力が強い人であると言えます。
ぜひ多くの方にこのことを知って頂きたいと思います。

脳科学を使用して会話で共感を生み出す方法

生徒さまが執筆くださったブログ、ぜひこちらからご覧くださいませ。 ちなみに全文、英文です!

コミュニケーションドラマ 飲み会でグループの中に溶け込めない人もこれで解決

コミュニケーションドラマ 飲み会でグループの中に溶け込めない人もこれで解決

飲み会が多くなるこの季節。
楽しみな人が多い中で、このシーズンを憂鬱な気持ちで迎える人たちもいます。
それは大人数の中にうまく溶け込めない方々。 これもむずかしいコミュニケーションの1つです。

複数人の中で雰囲気に溶け込めず会話に困る

今日の主人公の場合は、状況がもう少し深刻です。
彼は和歌山にある中堅メーカーの人事部に務める三十代の男性。
十二月になると来年度に入社予定の学生を集めて懇親会が開かれるのです。

人事部からも何人かがこの懇親会に出席を要請されます。
係長である彼が出席しないわけにはいきません。
1つのテーブルに8名ほどが座り、会社の人間と学生が半々に分かれて会食をします。

しかし相手はまだ学生。いったい何を話したらいいのか皆目見当がつきません。
「ご出身はどちら?」「京都です」「ああ、そうですか」
「部活は何かしてましたか?」「ウインドサーフィンのサークルに入ってました」「私はやったことないので、ちょっと・・・」
こんな感じで会話も全くはずみません。

誰かが話を振ってくれたら何とかなるのですが、テーブルの会話はいつしか数名ずつに分かれて、彼はひとりポツンとするポツン君になるのでした。

複数人の中でのコミュニケーションは、最高のギャラリーを目指すとうまく行く

すると翌日、役員に呼び出されて「昨日はぜんぜん話をしてなかったじゃないか。せっかくうちに入社してくれた人が不安になったらどうする!」とお叱りを受けたのです。
これはまずい。
そこで彼は一念発起。妻とも相談の上で、コミュニケーション専門のスクールに入会をしました。

そこではいい話題を思いつく会話の瞬発力や、絵が浮かぶように伝える話し方、知らない話題への対応力、相手がつい話をしてしまう聞くスキルなどを学びました。

そして彼のコミュニケーションを大きく変えたのが、グループの中での会話。
グループの中では、自分の話で輪の中に入ろうとせず、最高のギャラリーを目指せというもの。
いい反応をすることが、グループの会話を盛り上げるのだとレクチャーを受けました。

まさか、そんな方法があるなんて! 驚きのスキルでした。

そしてついに、今年もあの来年度入社予定者との懇親会がやって来ました。
今年の彼はもう去年までのコミュニケーション下手ではありません。
懇親会を乗り切るスキルを手に入れたのですから。

懇親会がはじまりました。
テーブルの中の誰かが話を始めると、彼は「へー!」とか「おお!」といい反応をしました。
すると、話し手は自然と彼に視線を向けて話すようになったのです。

話し手から話を振られることもしばしば。
いい反応をしてくれる人には、誰もがつい話を振りたくなります。
彼は話題の中心となる喜びも初めて体験できました。

ささやかですが、「妻が怖い話」で笑いも取りました。

今年、彼の隣に座ったのはマレーシアからの留学生です。
留学生もおとなしいタイプで、そのグループの会話に入れない様子。
去年までならそんなことまで気が回らなかったはずの彼。
しかし彼は変わりました。
留学生に話しかけてみました。

彼「ふだんはどんなことをして過ごしているの?」
留「筋トレが好きです」
彼「おっ!体鍛えているんだ」
留「家でトレーニングしています」
彼「家で!お金もかからないね」
留「そうなんです。私、日本の納豆も食べられるようになりました。あれ、安いから」
彼「日本になじんでいるねー」
留「はい。会社に入ったら、色々と相談させて下さい」
彼「もちろん!」

おおおおお!憧れのとぎれない会話だ。
しかも新入社員から頼られている。
この成果を妻に早く知らさねば。
トイレに行くふりをして「新入社員と会話ばっちり」とLine。
妻からハートマーク入りのスタンプがすぐに返って来ました。

また一人、コミュニケーションの苦手意識を拭い去り、会話を楽しめる人が増えました。

「懇親会ってけっこう楽しい♪」
彼は妻にそう報告をしたのです。

飲み会での会話。グループの中でのコミュニケーション解決のまとめ

  1. 大勢の中に自然に溶け込むには、まず話している人をしっかり見ること
  2. 自分が話すより、いい反応を心がけ、話し手が話しやすい雰囲気を作る
  3. いい反応をしていると、必ず自分に話が振られる
  4. 話が振られたらオープンになって、答えにいくつか情報を加えて話がふくらむように心がける

 

温かな人間関係をつくるコミュニケーションをマスターするなら
婚活がうまく行かない男性必見!男友達がカギになるかも?

婚活がうまく行かない男性必見!男友達がカギになるかも?

こんにちは、梶村操です。

婚活ってしんどいんですよね。

結婚相談所であっさり素敵な女性と出会ってあっという間に結婚。
なんてことができる人は、おそらくもともと婚活しなくても、女性と出会うことができたのでしょう。

「2回お見合いしたんですけど全然ダメで」
とものすごーく落ち込んでいらっしゃる方にもよくお会いするので、お伝えしておきます。

婚活を成功させたくて教室へお越しになる男性の平均は、

  • お見合い回数かれこれ50回以上(100回以上もザラ)
  • ほぼ毎週末がお見合いで一日にトリプルブッキングもある
  • お見合い初日でお断りを受ける確率が80%くらい
  • 次につながっても2~3回目のデートでお断りを受けてしまう

という方がほとんどです。
2回お見合いして2回お断りを受けるというのは、まあ、そういうものよね、というまだ軽いほうの数字かも。

とはいえショックなお気持ちは重々お察しいたします。
その日のためにお店を選び、
メールでやりとりを重ね、
プロフィールに再度目を通して、
気持ちと外見を整えて「今度こそ!」と家を出るわけですもんね。

女性と会う→会話をはずませようと頑張る→たった1回でお断りを受ける。
というダメージは計り知れません。

その時間と努力が無駄になったじゃないか。
と感じてしまうのも無理はないかと思います。

ちょっとずつお役に立てるようなコラムを書きますから、美味しいコーヒーでも入れて続きをお読みくださいませ。

婚活を成功させるのは、男友達を大事にできる人

婚活は結局、全ての人間関係の一部にすぎません。

女性と「だけ」うまくいく。
というコミュニケーションの方法は存在しないんじゃないでしょうか。

今回のご提案は、
『男友達を大事にする』

あ、ここで「男友達もいねーんだよ」と
心の中でつぶやいたあなた。
大丈夫。
そこもなんとか考えますのでどうか最後まで読んでね。

同性の友人は、恋人と同じくらい大事です。
男友達と楽しむ力があるかどうかが婚活を大きく左右します。

男同士で盛り上がる話題と、男女で楽しめる話題って違うじゃないですか。

それはちょっと(だいぶでも可)エッチな話だったり、女なんてウソつきだ!と嘆いてみたり、課長のアホー!と職場のグチを言ってみたり。

そんな素直で正直な気持ちを遠慮なく吐き出せる場所を持っておいてほしいのです。

そして男同士は励まし合える。
「フラれちゃったよー」
と泣きついたときに、
「よし!飲みにいこう!」
と言ってくれる人がいると本当に支えになります。

婚活がうまくいった生徒さんたちも教室で、男同士、お友達になっている人がとても多かったです。

仲間で一緒に婚活パーティに参加し、誰かがうまくいけばお祝いし、誰かがフラれれば飲みに行く、カラオケに行く。

お互いにお互いのことを気遣い、相手を励ましたり励まされたりという人間関係を持てることそのものが、男性の魅力になり得るのです。

男友達をつくろう大作戦

もしいま、腹を割って話せる男友達がいないのなら、婚活と同時に、少しずつ男友達を作る努力をはじめてみてください。

婚活パーティにいって目ぼしい女性がいなければ、男性と会話して帰ってきてください。

「今日は女性がずいぶん少ないですよね」
「なんか初対面て苦手なんですよね」
「なかなか会話ってはずまなくないですか」

そんなふうに話しかければOKです。

私の生徒さんたちは実際に、この方法で婚活パーティで出会った男性とお友達になり、合コンに呼んでもらったり一緒に飲みに行ったりして良い友人を持った人もいます。

遠慮せず笑いあえる。ちょっと下品なことも言葉にできる。
そんな場所を持ってみてください。
きっと婚活の近道になります。

婚活における、男友達がいることのメリット

  • 正直な表現ができるようになる
  • その習慣ができることで、女性に素直な好意を表現できるようになる
  • 相手を気遣い思いやる人間性ができる

婚活に本気の男性のみなさまは、ぜひ男友達にも意識を向けてみてください。 好きな女性ができたときも、フラれたときも、 その人たちを頼って呼び出してたくさん話を聞いてもらいましょう。

人とかかわりを持とう。 というその姿勢が、女性にも魅力的に映ることをお約束します。

一緒にいて楽しい人になれる!誰も気づかなかった話の聞き方

一緒にいて楽しい人になれる!誰も気づかなかった話の聞き方

こちらはコラム「あなたの話はつまらないと言われてしまう理由」の続編です。

一緒にいても楽しくないと他人に感じさせる理由。
それは話し方、伝え方以外にももう1つあります。

一緒にいて楽しい人は、自分の話をする時に、自分の体験を相手にも同じように感じさせようとすると、先のコラムでお話しをしました。

実は、相手の話を聞く時も同じ法則が働くのです。

一緒にいて楽しい人は、相手の話す内容を自分も体験する意思を持って話を聞きます。
相手にしてみますと、自分の話す世界に入って来てくれて、自分の感じたことを同じように感じてくれて、気持ちをわかってくれる人に、大きな親しみや好意を感じるのは当然のことでしょう。

聞き上手は相手の話す世界に入って行く

聞き上手が人知れずその内部で行っていること。
それは相手の話を想像しながら聞くことです。

相手が「三連休どこにも行ってないよ」と言ったら、その姿を想像します。
まるで自分が連休中ずっと家の中にいる気分になるのです。
すると相手が家の中でゴロゴロしていたり、スマホをいじっている場面が浮かんで来ます。

その場面を想像の中で体験すると、
「それはつまんなかったね」とか「ついダラダラするよね」などと言う共感の言葉が生まれます。

さらにその想像から話をふくらませて、
「じゃ、着替えてないんじゃないの?」とか「いいもの食べてないんじゃないの?」などと聞いてくれます。

すると相手は「あ!自分と同じイメージを描いてくれた。気持ちもわかってくれた」と感じます。
二人が同じ場面を思い描き、気持ちも共有すると、特別に楽しい話ではなくても自然と笑顔が浮ぶのです。
面白いことに、二人が同じ世界を共有できると、人は喜びを感じるもの。

一緒にいて楽しい人って、こんなところに理由があったのですね。

話を聞くのが苦手な人が話を逸らす理由

話を聞くのが苦手な人は、相手の話す場面を想像せず情報へと思考を走らせるので、相手の思い描く世界とは逸れたところに話を持って行きます。

例えば「高速道路はすごく渋滞していたみたいですよ」とか「ディズニーランドでは6時間待ちのアトラクションもあったみたいです」などと話を違う方向に向けてしまうのです。
また「私は温泉に行きましたよ」などと自分の話をはじめてしまう人もいます。

相手は、自分の話す世界とは違うところに行ってしまったな。寂しいなと感じます。
二人が別々のイメージ、別々の気持ちでいるのですから、楽しい気持ちにはなりません。
一緒にいても相手につまらない思いをさせてしまう人とは、無意識にこういうことをしているのです。

コミュニケーションがうまい人が、その内部でしていることは全く表に見えませんから、話が苦手な人がその秘訣を学ぶことはできません。
これが口下手、雑談下手がなかなか直らない理由なのでしょう。

相づちが二人をつなぐ

ここで重要なコミュニケーションツールが相づちです。

相づちは一見、大した役割を果たしていないように見えます。
だからコミュニケーションが苦手な人ほど、人の話に相づちをあまり打ちません。
相手の話を想像しようとしていないので、気持ちが湧かないのでしょう。

さらに、自分が話す時は相手に相づちを打つ時間を与えていないのです。
このようなことが理由で、コミュニケーションが苦手な人の会話には、相づちがあまり生まれません。

しかし、この相づちが互いを繋ぎ、同じ気持ち、同じイメージを思い描く大事な役割を果たしています。
相づちを打つことで、相手は自分が受け入れてもらえていると安心できます。

すると相手には新しいイメージがパッと浮かんで来て、話が広がります。
面白いことに相づちを打った聞き手にも、聞いてみたこと、話してみたいことがどんどん浮かぶのです。

誰かの話を聞く時は、まず想像力を働かせ、その世界に入り込み、
目の前でその出来事が起こっているかのような気持ちになってみましょう。

思わずいい相づちが飛び出て来たら、聞く力がついたと思って間違いないでしょう。

居心地のいい人の話を聞く姿勢:まとめ

  1. 人の話を聞く時は、まず想像する
  2. その想像の中心には必ず相手自身を据える
  3. 時には自分がそれを体験しているかのような気持ちになる
  4. 自然に言葉が漏れ出て来たら、それが相づち
  5. 話を聞く時はしっかり相づちを打つと意識する

 

温かな人間関係をつくるコミュニケーションをマスターするなら
あなたの話はつまらないと言われてしまう理由

あなたの話はつまらないと言われてしまう理由

最近、二人の男性から
「女性から一緒にいてもつまらないからもう会わないでおきましょう」
と言われましたという嘆きを聞きました。

一人は女性と付き合って一年になるという三十代前半の方。
もう一人は四十代前半で、見合いで真剣交際中だった方。
お二人とも女性との結婚を夢見ていたとのことで、その胸の内にある苦しみを思うと、何とかしてあげたくなります。

彼ら以外にも、「一緒にいても楽しくない」という理由で友達ができにくい人、彼氏彼女ができない人、家庭が暗くなってしまう人、職場の飲み会に呼んでもらえない人など、不遇な目に遭っている方がたくさんいらっしゃるはずです。

話をする時はあなたが見たシーン、感じた気持ちを相手も体験できるように意識

私はコミュニケーションに携わってもう31年になります。
ずっと長く考えて来て、こう考えるようになりました。

一緒にいて楽しい人と感じてもらうためには、必ずしも面白い話が必要なわけではない。
それよりも、その人が見たり聞いたりしたことを、こちらもそのまま体験できるように伝えてくれることが、一緒にいて楽しい人の大事な条件ではないのか。

その人の体験を、そこにいる人々と分かち合えるような話し方。
これこそが一緒にいて居心地のいい人の持つ力なのだと確信できるようになりました。

例えば、
「老舗って言われている寿司屋に行ったんだけど、本当に建物が古くてしかも入り口が小さな引き戸になっていてそれを思い切って開けるとそこの大将と目が合ってしまったんだ」
という話をする時。

話が苦手な人は、この例のように一気に全てを話してしまいます。
あとはあなたがうまく理解して、というお任せの姿勢です。
恐らくは、自分の体験を他人と分かち合うことなど、思ったことはないはずです。

これではただ情報が伝わるだけで、相手に自分が見たり聞いたりしたことを、体験をしてもらうことはできないのです。

短い言葉で間を使い、相手の相づちを引き出しながら話す

話がうまい人は、同じ話をする時に、相手に自分が見たものを同じように見てもらおうとします。
体験の共有ですね。

それはこんなふうに語られます。
言葉が短く、間をゆっくり取りながら話すのが特徴です。
相手に相づちを意識して打たせていることに注目して下さい。

「老舗って言われている寿司屋に行ったのよ」
「へー」
「それがね本当に建物が古いの」
「そうなんだ」
「しかも入り口が小さな引き戸になっていてね」
「うん」
「それを開けるとね」
「うん」
「そこの大将と目が合ってしまったんだ」
「うわー。怖かったでしょう」

短い言葉で伝えてもらうと、その場面が脳裏に浮かびやすくなります。
さらにちょうどいい「間」が、想像を促すいい暇になるのです。
映像が浮かぶことで、相手はまるで自分がその出来事を体験しているかのような気分になります。
それはまるで映画やテレビを見ているかのようです。

相手の脳裏には古い建物が浮かび、次に引き戸が見えて、まるで自分がその老舗の寿司屋の前にいるようです。

そして引き戸を開ける。
緊張の一瞬を感じます・・・これが話を体験するということです。
そこで「そこの大将と目が合ってしまったんだ」と言われる。
正面に大将の顔がバッと出て来る!

聞き手は思わず「うわー!」と声を発します。
それがこの話を体験しながら聞いている証拠です。
話がうまい人は聞き手から「まるで映画を見ているように絵が浮かぶ」と言われるのは、こういったことが理由です。

面白いことに、イメージを共有し、同じ気持ちを感じると、互いに笑いがもれます。
この時、人は楽しいとも幸せとも感じるのです。

もちろん全ての話をこの形で伝えることはしなくていいです。
面白かった、びっくりした、困ったなど自分の体験を相手と共有したいと思った時に使ってみて下さい。

コミュニケーションとは相手と1つになること

一緒にいて楽しいと感じられない人は、この体験の共有、気持ちの共有ができないのです。
だから話をしていても、自分と相手の距離が遠くに感じます。

自分は話が面白くないな。
友人や恋人ができにくいなと感じる人は、ぜひ自分が体験したことを相手も想像し、感情移入できるように話す練習をしてみましょう。

同じ体験、同じ気持ちになれたら、あなたも一緒にいて楽しい人です。
何より自分自身が一番楽しい思いができますので、努力のしがいがありますよ。

一緒にいてもつまらないと言われてしまう人へのアドバイス・まとめ

  1. 自分が見たり聞いたりしたことを、他人と分かち合う気持ちを持つ
  2. 一場面、一場面ごとに短い言葉で伝える
  3. 間を置くことで相手は想像しやすくなる
  4. 相手の相づちを待って次の言葉に移る

 

温かな人間関係をつくるコミュニケーションをマスターするなら

部下が説明下手で何を言っているのかわからない時の解決法

部下が説明下手で何を言っているのかわからない時の解決法

先日、大手企業の部長という方からご相談を受けました。
「部下が極度の説明下手で、いつも理解するのにひと苦労です。
何かいい対処法はないでしょうか?」

何でもこの部下の言うことを理解するのに、十分ぐらいの時間を要することや、事実と違う情報を伝えられたりすることがあり、けっこう問題になっているそうです。

説明下手は頭の中でパニックを起こしています

さて、説明下手な方の頭の中を探ってみましょう。
彼(彼女)の頭の中には様々な情報がグルグルと高速で飛び回っています。
ゆっくりした速度なら、捕まえることもできますが、頭の中の情報は捕まえるのが困難な程早いのです。

また1つを捕まえたとしても、他の情報とのつながりがよくわからないので、何から話すべきかよくわかりません。
仕方なくとりあえず浮かんだ情報から話しはじめてしまいます。

さらに自分は説明下手だという自覚と不安。
上司から悪い評価を受けたくないという恐れ。

この2つが相まって、彼(彼女)の頭は混乱を深めます。
そんな時に「何が言いたいんだ」「ちゃんと整理してから報告に来い」
などと言われたら、もうパニック。

ありとあらゆる情報が絡み合いながら、彼(彼女)は思考の闇に落ちて行きます。

大事な情報を引き出す質問を用意する

こんな時、上司にお願いしたいのは
「まず落ち着こう」
という言葉を、顔を優しく見て、肘にでもポンポンと触れながらかけてあげることです。
(異性なら接触はいけませんが)
決して眉間に皺を寄せながら言ってはなりません。

次に、なるべく重要なキーワードを引き出すよう努めます。
説明下手に理路整然とした伝え方を求めるのは酷だとあきらめましょう。

穏やかに「一番言いたいことはなんだ?途中経過とか理由は後でいいぞ」
と伝えます。
軽度の説明下手なら、これで何とかなります。

さらに重度の説明下手が相手で、一番言いたいことを聞いてもトンチンカンなことしか言わないのならば、「それはいい情報か、悪い情報か?」と聞きます。
「悪い情報です」と言ったら、「よし、その悪いことを言ってくれ」と促します。

最後は
「今から言いたいことで、私が一番知りたいことは何だと思う?」
と聞いてみましょう。

キーワードが手に入ったら、おおよそのことは予想がつきますから、ゆっくりと結論から、理由、具体例などに彼を誘導すればいいでしょう。

そして報告が終わり彼(彼女)が落ち着いたら、
「説明っていうのは相手が一番知りたいことを見つけることから始めてごらん。
そこから始めると相手も予想がついて助けてくれるから」
と教えてあげて下さい。

彼(彼女)も少しずつ説明の要領がつかめて来るでしょう。

部下が説明下手で何を言っているのかわからない時の対処法:まとめ

  1. 部下はパニックに陥っていることを理解してあげる
  2. 優しく顔を見て両肘に触れ「落ち着こう」と伝える
  3. なるべく重要なキーワードを引き出すよう努める。穏やかに「一番言いたいことはなんだ?途中経過とか理由は後でいいぞ」と伝える
  4. それでも難しい場合は「それはいい情報か、悪い情報か?」と聞く。「悪い情報です」と言ったら、「よし、その悪いことを言ってくれ」と促す
  5. 最後は「今から言いたいことで、私が一番知り たいことは何だと思う?」と聞く
  6. キーワードが手に入ったら、先を予想しつつゆっくりと結論から、理由、具体例などに彼を誘導する
  7. 最後に「説明っていうのは相手が一番知りたいことを見つけることから始めてごらん。そこから始めると相手も予想がついて助けてくれるから」と教える
「話にオチがない」と言われたらこれで解決

「話にオチがない」と言われたらこれで解決

最近、よく耳にするようになった会話の困りごと。
「おまえの話にはオチがない」ということを言われましてと
教室を訪ねて来る方のお声ををちょくちょく耳にするようになりました。
お笑いブームの影響か、話にオチを求められるケースが多くなったようです。

オチと言えばユーモアとばかりに、
「ユーモアを習いたい」という問い合わせも多く寄せられます。
でも、ユーモアってあらゆるコミュニケーションスキルを総合して
初めて成すことができるもの。

基本的なコミュニケーション力が足りないのに、そこだけを目指してもなかなか身につくものではありません。

「オチがない」ってどういうこと?

一般人が「オチがない」と言われるのは、おそらく、最終的に何が言いたかったの?と聞かれていると思って間違いありません。

例えば、話が面白くない人と言うのは、出来事が起こった通りに話をなぞるだけの場合が多いのです。

「昨日は課長に誘われて居酒屋に行ったんですけど、満席で入るまでに30分かかって、帰りの電車も混んでました」

「今日からコタツを出したんですけど、朝は寒くても昼間はそうでもないですね」

こんな感じの方が多いです。
それを聞く方は、「で、結局何が言いたいの?」となるわけです。

「気持ち」で締めくくれば「オチ」が生まれる

こういう方の解決策は、1つの話のオチとして気持ちで締めくくるようにしてみましょう。

すると聞き手は「この気持ちになったと言いたかったのか!」と納得してくれます。
しかも、人は他人の気持ちに触れるのが好きなので、そこから会話が発展することは間違いないのです。

先ほどの会話を例にとるとこうなります。

「昨日は課長に誘われて居酒屋に行ったんですよ。
なんか断れなくて。あの課長、苦手なんですけどね

「しかも満席で入るまでに30分かかったんですよ。
やっぱり断るべきでした。すごく後悔しましたよ

「帰りの電車も混んでて、仕事の3倍は疲れました

「今日からコタツを出したんですけど、
コタツはなんかテンション上がりますね

「ただ、朝は寒くても昼間はそうでもないんで、
コタツに入ると暑くて困りました。 どうせなら早く寒くなって一日中コタツに入っていたいです

ぜひぜひお試し下さい。
相手も色々としゃべってくれて、話も盛り上がるでしょう。

「話にオチがない」と言われた時の対処法:まとめ

  1. オチとは漫才で言う笑いのネタではない
  2. 結局何が言いたいのか見えないから聞き手はそう言っていると受け取ろう
  3. 話は全て、その出来事を自分がどう感じたのかを最後に付け足すと聞き手は安心する
  4. 「で、びっくりした」「で、むっときた」「で、泣きそうだった」と締めくくる
人前で話すととても緊張します

人前で話すととても緊張します

人前で話すと緊張する。
これは誰にとっても当たり前のことで、われわれプロも多少はあがります。

また、少し緊張していた方がいいお話ができるものです。
しかし苦手な人は、一度あがってしまうと頭が真っ白になって全ての言葉が飛んでしまうほどのダメージとなりますので、なるべくあがりからは解放されたいことと思います。

聞き手の反応がないことがあがる原因

一対一で話していたら、相手は相づちを打ってくれます。
それで私たちは安心して話ができるのです。
しかし、聞き手が何十人、何百人にもなりますと、聞き手は責任がないので反応しなくなりがちです。

すると、話し手は全く承認されない状況に置かれて、話をしなくてはなりません。
これがあがりの大きな原因だと私は感じています。

聞き手がうなづくように話す力をつける

タレントのみなさんは“つかみの笑い”を大事にします。
これは眠っている聞き手を起こし、反応が起こりやすくするためです。

一般の人は笑いを取る必要はありませんが、聞き手の反応を促す伝え方をマスターする必要はあるでしょう。

一人に話す気持ちでアイコンタクト

視線をどこに置いて話すか。
これはとても大事なことです。

反応がない聞き手を恐れて、部屋の隅や聞き手の足元を見ながら話すと、聞き手は集中力をなくし、うつむいたりスマホをいじったりしはじめます。

「聞き手をちゃんと見ていますよ」
と多くの人は言いますが、それは聴衆全体を見ているだけで、一人一人に視線を送っているわけではありません。

まず初めに、よくうなづいてくれる人を一人でもいいから見つけます。
見つかったらその人に目がけて話をしましょう。

そうなんです、一人に向けて話す感じです。

そこから真ん中に一人、右と左に一人ずつというように協力者を探していきます。
ずっと一人に向かって話すわけにもいかないので、少しずつ体の向きを変えながら、視線を移します。

するとうなづいてくれる人が、一人また一人と増えて行きます。
これで安心感が生まれ、あがりが和らぎます。

うなづく間を作って話す

次に意識してほしいのが、「間」を取ること。
「間」があるから聞き手はうなづき、あなたの話を映像に浮かべ、話に入って来てくれるのです。

もしあなたが緊張のあまり、間をうまくとれないで話すとこうなります。
(自己紹介での場面とお考え下さい)

「私は野口敏と言うのですがメーカーで品質管理の仕事をしていまして部下も8人いて人前で話すことが多くなりました」

こんなに言葉数が多くなると、聞き手は情報を受け取るので精一杯。
その言葉を映像に浮かべることができません。すると聞き手から反応が来なくなります。

話し手はますます緊張が高まり、あがってしまうのです。

話し手が間を作って話すから、聞き手はその場面をイメージし、話に入って行けます。
イメージすると自分も当事者のような感覚になれて、うなづきも生まれやすくなるのです。

まとめ

  1. 人前で話すとあがるというのは、聞き手の反応が薄いから
  2. 聴衆の一人に向かって話すような感覚で
  3. 間を取って話すと聴衆はうなづきはじめる

 

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