スピーチ、プレゼンが苦手な人の特徴と上手くなるコツ

A子さんはとある司法書士事務所の社員。 ある日、所長に呼び出された彼女は、恐れていた使命を受ける。 「A子さん、こんどの老人ホームでのプレゼン、あなたがやってよ。あなたスピーチの才能あるでしょう」 「えっ!私、スピーチ苦手ですよ」 「まあ、何でも経験だ。やってみてくれ」 彼女の事務所は、いま成年後見の啓発セミナーを様々な施設で行っている。 これまでは所長やベテランの所員が担当して来たが、ついにそのお役目がA子さんに回って来たようだ。 「私にプレゼン役なんかを押し付けて、うちの事務所の信用がなくなってもわたしゃ知らないよ」そう愚痴をこぼすA子さんであった。 何しろ人前で話すことなんて、高校の時の生徒会以来だし。あの時のスピーチだって、しどろもどろだったんだから。

3分間の朝礼スピーチでも悩みのタネに

さて。 A子さんと同じような経験をお持ちの方も多いかもしれません。
スピーチは苦手だから事務職を選んだのに、突然の部署異動でプレゼンの役目がまわってきた。
人前で話すことは本当に苦手で逃げ続けてきたけど、勤続年数も長くなって避けられなくなってきた。
たった3分程度の朝礼スピーチが憂鬱すぎて、夜も眠れない。
など、責任感が強くて真面目な人ほどスピーチに戸惑わされているようです。 人前でのスピーチ。 しかも何らかの成果を持ち帰らなければならないという重責は、ビジネスパーソンの胃の粘膜を痛めつけます。太田胃酸が売れ続ける理由がわかるというもの。 でももし、スピーチに簡単なコツがあったらどうでしょうか。しかも準備に30分もあればいいだなんて。

ついやってしまう失敗スピーチ

スピーチの失敗は誰だって避けたい。失敗したくないと思っているのに、私たちがついやってしまうことがあります。 それは、自分が知っている物事を時系列で順番に並べてしまうこと。

A子さんの場合

  • 自分たち司法書士についての紹介
  • 日本の高齢化について
  • 認知症についての理解
  • 認知症とその家族について
  • 家族が担う役割の変化
  • 成年後見制度の成り立ち
  • 後見人に必要な法律知識etc
  …A子さんには言いたいことがありすぎてとても時間内におさまりそうにありません。 いったい何が言いたいのか自分でもわからなくなってしまいました。 「とにかく全部言おうとする」 実は、スピーチの失敗はここにあります。 スピーカーとしては、 「言いたいことは全部言ったよ」 「隅々まで細かく補足もしたよ」 「ついでに言ったほうが良さそうなことも、もれなく言ったよ」 と、伝えきった気持ちになりがち。 これこそが聞き手を苦しめているということに気付かなければなりません。 専門家が専門的なありとあらゆる情報を次々と送り込んできたら、それは聞き手にとってはなかなかの地獄です。 「全部言ったから後はあなたがうまく処理して理解してね。よろしく」 そんなふうに聞き手には聞こえているのです。それでは人の心を動かすことができないのもうなずけますよね。 「いろいろ言っていたけど、結局この人は何が言いたかったのだろう」 聞き手にそう思わせたらそのスピーチは失敗だったということになります。 さあ、これからあなたのスピーチを変えていきましょう。 たった3つの柱をはっきりさせるだけで、素晴らしい原稿が完成します。

失敗しない!スピーチの成功を決める3つの柱の立て方

ではスピーチやプレゼンの原稿を作る際のコツをお伝えしていきます。

スピーチの成功を決める3つの柱とは

  1. 誰に向けて話すのか決める
  2. 何を伝えるのかを決める
  3. 相手に何をしてほしいのか明確にする
  「誰に」「何を」「どうしろ」と覚えてください。 この3つを明確にできれば、もうスピーチは成功したも同然です。 素晴らしい原稿が手元にある! そう確信できれば緊張だって小さくなるというものです。 さあ、一緒に原稿を作り上げていきましょう。

1:誰に向けて話すのか決める

誰に向けて話すって、その場にいる人でしょ? そう思われたかもしれません。 ここをもっと具体的に考えてみることがスピーチを成功させる秘訣になります。 例えば、取引先に自社商品を売り込む場合。 その場に集まっているのは、
  • 社長
  • 取締役
  • 担当責任者
  • その部下
  • 秘書
  • 新入社員
  もっと他にも集まっているかもしれません。 その中で、最も重要と思われる人物、その人に目がけて話をすると決めます。 それは社長かもしれないし、担当責任者のほうかもしれません。 決定権を持っているのは誰なのか、事前にどの人がキーパーソンかを調べておく必要があります。 社長に訴えるなら、 「この製品を導入することで会社の業績が飛躍する」 と伝えるのがベストかもしれませんし、 担当責任者に訴えるなら、 「この製品を導入することで効率が良くなる」 と伝えたほうが良いかもしれません。 「誰に」向けて話をするのかによって、スピーチの内容自体が全く違うものになってきます。 あなたのプレゼンは、その場に集まっている「誰に」向けて話さなければならないのかぜひ考えてみてください。 A子さんのプレゼン会場には、もちろんお年寄りが多く集まります。そこで細分化をしてみることにしました。
  • ご家族と同居中のお年寄り
  • お一人暮らしのお年寄り
  • 身寄りのないお年寄り
  • 成年後見制度に知識のないお年寄り
  • 成年後見制度に興味のあるお年寄り
  • 自分の親を介護しているお年寄り
  たくさんありそうでしたが、その中でA子さんは、 「まだ成年後見制度に知識がないお年寄り」 を対象にしよう、と決めることができました。

2:何を伝えるのかを決める

あなたはそのスピーチでいったい何を伝えるのか、ひとことで言えますか? 意外にも私たちは、何を伝えなければならないのかをわかっていないまま話し始めていることが多いんです。 すると話は 「これも伝えなきゃ」 「あれも言っておかなきゃ」 「そういえばこれも言ったほうが親切かも」 という按配になり、スピーチはブレまくる。
  • ライバル社との違い
  • どれほどの利益を御社に貢献できるか
  • 御社の3年後をいかに変える影響力を持つのか
  …どれも良さそうに聞こえるのですが、伝えるべきことは、たくさんあればいいと言うものではありません。 一番のコツは、相手の心を動かす ビッグキーワードを1つに絞ること。 ここで前述の「誰に」が生きてきます。 「誰に」つまりどの立場にいる人に訴えるかによって、胸を打つワードは違う。ということ。 あなたのプレゼンは「誰に」「何を」訴える必要があるのか決めていきましょう。 これが決まれば、そのスピーチやプレゼンは勝ったも同じです。 A子さんも迷いに迷いました。 「まだ成年後見制度に知識がないお年寄り」に伝えたいこともやっぱりたくさんあります。
  • 成年後見制度についての詳細、手続き方法
  • これまでの事例の紹介
  など様々に考えた結果、 「成年後見を決めておかないと、あなたに認知症などの症状が出た後、家族がほとほと困る」 ということを伝えようと決めました。 これはなかなか良いテーマが決まったのではないでしょうか。

3:相手に何をしてほしいのか明確にする

いよいよプレゼンも締めくくりです。 「この話を聞いた後で、あなたにはぜひこうしてほしいのです!」 このことを明確に意識して話す必要があります。 最終的にあなたにはこうして欲しい、こう動いてほしい、と伝え手である自分自身がわかっていなければ、人が動くはずがありません。 これもまた、わかっているようで自覚できていなかったというケースが多く、一流企業の部課長クラスの人でさえ、うまくつかみ取れていないこともあります。意外と難しいことなんです。 このプレゼンを聞いて、最終的には
  • 製品を今すぐ購入してほしいのか
  • お試しで導入してほしいのか
  • 関連部署に告知をしてほしいのか
  • メルマガを登録してほしいのか
  • 本を買ってほしいのかetc
  それをまた「全部だ」と思えば、話があちらこちらへ飛んでしまいます。 自分が伝えるべき物事を自分自身がはっきりさせれば、そのスピーチは一本筋の通ったものになり、聞き手は行動をおこしやすくなります。 聞き手が 「私に言われている」と感じ 「それはいい話だな」と感じ 「終わったらさっそくこれをしよう」と動く。 この流れが完成すれば、あなたのスピーチは大成功です。 A子さんの場合は、「本日セミナー終了後に、成年後見制度の無料個別相談会を開きます。今日だけ無料ですからぜひ受けて帰って下さい」ということを中心に伝えようと決めて、セミナーの中で各部分の締めにこのフレーズを散りばめました。 聞き手のお年寄りの耳にこの言葉が焼き付くよう心掛けたのです。 こうしてA子さんは無事に、成年後見制度を啓発するセミナーを終了。無料個別相談会にも所長を上回る率でお年寄りを集めて、所長の「わしの目に狂いはなかった」という言葉を引き出したのです。

スピーチのコツ まとめ

  1. その日出席する方々の中で、誰に照準を合わせるのか決める。
  2. その日、伝えるべきキーワードを決める。
  3. 話が終わった後で、出席者の方々にどう動いてほしいのか、明確にする。
 

関西テレビ『キメツケ』出演記念 部下と話ができない上司、3つの理由(1)

関西ローカルで人気の「キメツケ」という番組から取材を受け、 録画出演することになりました。 テーマは、部下とうまく話ができない上司が 増えているというもの。 これから全3回にわたって 部下と話ができない上司3つの理由を お届けしてまいります。 まず第1回目。ひとつめの理由はコチラ。

部下を見ていないから話ができない

上司だって仕事上の話はできるのですが、 お酒の席で部下と話をするのがむずかしいと言う人が増えているようです。 意外なことに部下は、酒の席で 仕事の話がしたいと思っている様子。 酒席ではプライベートなことを聞きたがる上司との間に ギャップがあるようです。 仕事の話というと、上司はどうしても 成功談、自慢話をしがちです。 これがどうにもウザイ。 だいたい上司の成功談は、 会社が昇り調子の時とか、 景気がいい時であったとか、 部下にしてみれば参考にならない話が多いもの。

 

部下が上司と話したいのは、 部下自身の成功談であることが多いのです。

 

それは成功とまではいかなくても、 自分がその仕事にどのように取り組んでいるか、 どんな工夫をしているか、 どんな発見、どんな成長があったか、 という話を聞いてほしいのです。 つまり「オレの話を聞いてよ」って言うこと。

日頃から部下を見ていることが大事

さあ、部下から仕事の話をしてもらうために 必要なことをお伝えしましょう。それは、

 

日ごろから部下をよく見ておかねばならない

 

ということ。 見ているから話ができるのです。 例えば大きな契約が取れそうな案件があった部下。 それが直前でキャンセル。 「何で取れなかったんだ」と上司は聞きますが、 それ以降に関しては全く無関心な人が多いもの。 キャンセルして来た取引先と、 その後どのような付き合いをしているのか。 間際でのキャンセルからどのようなことを学んだのか。 気持ちをどのように切り替えたのか。 そんなところに関心を持っていれば、 酒の席で話ができるはずなのです。 「あの案件、残念だったよね。 あれから仕事の仕方は何か変わったりした?」 そんな話の向け方を部下は待っているのでしょう。 上司の仕事は部下をよく見ること。 これが私の持論です。

小さな成長を見逃さないのがいい上司

これは私が顧問を務める不動産開発会社の、とある社員のお話。 彼は入社以来一年間、全く成績を残せずにいました。 社長からも「今のあなたには、今の給与では高すぎる」 と言われたりもして、甚だ居心地の悪い思いをして来たのです。 私の仕事は、そんな社員を一人前に育て上げることなのですが、 実は彼が少しずつ成長してきているのを、 肌で感じていました。 「一年前と比べて、仕事ぶりに変化が出たところは?」 と聞きますと、 「取引先から打診があった不動産も、 条件が合わなくて買えないことが多いです。 そのときに、買えなかった理由を具体的に5つ以上あげて 取引先に伝えることを行っています。 そのほうが今後につながるかなと思いまして」 との答え。 以前は「今回は残念ながら」としか伝えていなかったようです。 「それはいいね。成長していることが伝わって来るね」 と私が伝えた時の、彼のうれしそうな顔。 彼がついに成果を出したのは、それから数週間後のこと。 会社に一億円以上の利益をもたらすファインプレーでした。 そして次の契約が成るまでに2週間とかかりませんでした。 まさかの連続ホームラン。 社長からも「〇〇君、本当にありがとう。賞与を楽しみにしておいて」 と感謝されたようです。 こんな話ができるのなら、部下は上司と飲みに行くのが 楽しみになるでしょう。 上司は、まずふだんから部下をよく見ておくこと。 そして自慢話をさせてあげること。 こういうことに目をやってみて下さい。 部下と話ができない上司3つの理由、 あと2つをお楽しみに。

 

いい話が浮かんで湧き出しあふれ出す秘訣

魚がたくさんいる湖に釣り糸を垂らせば、 魚がいっぱい釣れるはず。 魚がいないところに釣り糸を垂らしても、 魚は釣れません。 話もこれと同じ。 そこに話題がたくさんありそうなところに 話を投げれば、相手は思わず話し始めます。 例えば、仕事のことを聞く時。 「どんな仕事をしているのですか?」 と言う聞き方をすると、 話ははずみにくくなります。 「事務です」 ほら、もう話が終わっちゃった。 また答えてもらったとしても、 「システム関係なんですけども、 クライアントの会社に出向して、 システムがスムーズに動くように サポートする仕事です」 知識のない人はもうお手上げ。 「わかんなーい」 「どんな仕事?」って聞いても、 そこに楽しい話題が泳いでいそうにないでしょう。 答えも決まりきったものになりがちだもの。 でも、

 

「仕事が始まって、エンジンかかるまでに何分かかります?」

 

って聞かれたら、 なんだか楽しそうな答えが返って来そうじゃないですか。 もちろんいきなりこの質問では違和感ありすぎなので、 「朝はお強い方ですか?」とか 「始業からやる気ある人ですか?」 なんて言うやり取りは必要ですが。 「仕事が始まってからエンジンかかるまで何分?」 と言う質問をされたら、 どんな人にもドラマが浮かぶはずです。 「9時になったらまずトイレに行く」 「コーヒーを飲む」 「パソコン覗いているフリをしている」 あなたにもこんなドラマがあるのでは。 誰もがしていそうなこと、 これをドラマと呼ぶのですが、 このドラマが多く潜んでいそうな展開に持ち込めると、 話はどんどんふくらんで行きます。 お話が苦手な人は、魚(話題)がいないとろこに 釣り糸を投げ込んでいたのですね。 「夏バテしてませんか?」だと 「はい」か「いいえ」で 終わってしまいます。 でも「夏バテはいつから始まる?どこに来る?」 と言う質問なら、ドラマが多く潜んでいそうでしょう。 TALK&トークには、 誰もが思わず話し始める質問が学べるレッスンがあります。 まずはそれを使って、職場やプライベートでの会話を 楽しんで下さい。 そしてコツを掴んだら、 オリジナルの質問も作れるようになります。 上達をコミットする話し方教室。 この意味もご理解頂けると思います。

 

同じ話なのに、面白く話せる人とつまらなくしてしまう人

どんな話をすれば盛り上がりますか? と言う質問をよく受けます。 でも本当は、

 

どんな伝え方をすれば話が盛り上がりますか?

 

と言う方向で考えるべきです。 会話と言うのは二人(以上)でするもの。 相手にしっかり伝わって初めて、 話も盛り上がると言うものです。 話が苦手な人と言うのは、 話が相手によく伝わっていないと受け取って下さい。 上手に伝える人は、 相手がその話を映像に出来るよう 意識しながら話します。 むずかしそうに感じたと思いますが、 そんなにむすかしくはありません。 あなたが「休みの日はテニスをしました」 と言えば、相手はその様子を自然に 映像にしながら聞いてくれます。 でも、 「休みの日は大学時代の友人と5年ぶりに会って、サークルでよく使っていた中之島公園の中にあるテニスコートでテニスをして来たんですけど、懐かしかったです」 と言うと聞き手はもう映像化が追い付きません。 そんなにいっぱい映像にすることは できないのです。 相手をよく見て話せば、 伝わったかどうかがすぐにわかります。 表情に出ますからね。 伝わる話し方をするならば、映像は1つずつ 伝えると思って下さい。 こんな感じになります。 「休みの日はテニスをしました」 「大学時代の友人となんですけど」 「5年ぶりだったんですよ、会うのが」 「サークルで一緒だった仲間なんですけどね」 「昔、よく使っていた中之島公園の中にあるテニスコートで」 「なつかしかったです」 話がうまい人って、こうやって 1コマずつ伝えます。 相手が相づちを打ってくれたら、次のシーンに進みます。 話す時は相手の表情をよく見て、 相手が想像していることを確認しながら話を進めます。 こうすると、相手の頭の中にポンポンと絵が浮かんで、 それが自然に動き出すような感じになります。 絵が浮かぶと、相手も同じ映像の中に入り込んで、 その話を体験するかのような気持ちになります。 この時、話し手と聞き手は一体になる感じがします。 一体になるから気持ちが通じて、 温かな気持ちになれるんですね。 ちょっと話すと、もう仲良し。 それは伝え方に秘密があったのです。 TALK&トークでは、相手を巻き込み、 知らず知らずのうちに気持ちを通わせる伝え方を マスター出来るレッスンを行っています。 ここでは文字を使った伝え方になりますから、 全てをお伝えすることがむずかしいことをお許し下さい。 これが出来るようになると、 聞き手の食いつきが全く別ものになります。 この快感、ぜひ味わって頂きたいです。 話し上手になるお約束。 私たちは本気でしています。

 

温かなコミュニケーションは温かな人を招く

一緒にいて落ち着く人と友となり 恋に落ち、夫婦となる。 これが一番の幸せですよね。 私はこう考えています。

 

“あなたの人に対する温度にふさわしい人が  あなたのそばにやって来る”

 

コミュニケーションが温かな人は、 優しい穏やかな人を引き寄せる。 コミュニケーションが上手な人は お金、情報、人脈を持つ人を集めるので経済的にも豊か。 だから洗練されたコミュニケーションを 人は学び身に付ける必要があるのです。

話を聞くスキルに温度差が出る

話を聞くというイメージは、 ここ数年で大きく変わろうとしています。 相手の言うことを理解すること。 このイメージは昭和のおじさんのもの。 古すぎて役に立ちません。

 

私たちが提案する聞く姿勢は 相手の話を体験すること。

 

例えば、友人が 「ショップで長い間担当してくれた スタッフさんが転勤で遠くに行ってしまった」 と話してくれた。 理解するだけなら、それでおしまい。 会話としては「どこに転勤したの?」「何年ぐらいの付き合い?」と言う程度。 でも体験しながら話が聞ける人は違います。 自分がその人になった気持ちで聞きます。 長い間担当してくれた人がいなくなる。 それだけで 「寂しくなったね」 と言う言葉が漏れ出ます。 話し手である友人は、 「わかってくれている!」 と感じるでしょう。 わかってもらえる喜び。 友人の中でぬくもりがあふれます。 私たちは、自分をわかってもらうために話をしています。 「わかってもらえる」とは、自分のことのように 感じながら話を聞いてもらえると言うこと。 続いて、 「あなたの服をほとんど把握してくれていたんでしょう」 「その人がいなくなると困るね」 という言葉も出て来ます。

 

わかってくれる人がいるのは本当に幸せ。 そんなコミュニケーション力を持つ人のそばに 誰もが近寄りたいと思うのは当然です。 自分が発した言葉に、どんな反応をしてくれるのか。 私たちは無意識の内にその反応を待っています。 わかってくれる人とは付き合いを深め、 わかってくれない人からは遠ざかる。 誰もが無意識の内にとっている自然な行動。 だからこそ、聞く力は全力で身に付ける必要があるのです。 私たちは、本物の聞くスキルを生徒の皆様にマスターして頂くべく、 日々、その伝え方を研究し、レッスンに応用できるよう密かに腕を磨いております。 上達にコミット出来るのも当然と感じて頂けるでしょう。

 

まだ間に合う、読書感想文の書き方

夏休みももう終盤。 ぼちぼちお尻に火がついて、 宿題やらねばなーと思いつつ、 「あと2週間あるし」と 呑気にスイカを頬張る小学生もたくさんいるでしょう。 さて、私も子供のころに悩まされた読書感想文。 子供に書き方をどう教えてよいのやらとお悩みの 親御さんも多くいらっしゃるはず。 私ももの書きの端の方の端くれ。 その効率のいい書き方ぐらいは知っているので、 ご紹介しようと思います。

60分で書ける読書感想文

400字詰め原稿用紙3、4枚程度なら、 書こうと思えば1時間もかかりはしないと思います。 読書感想文の王道、「走れメロス」を題材に 書き方をお話ししましょう。   =============== 読書感想文を書く時の手順 ===============

① どの気持ちを書くのか、テーマを決める

  感想文はあら筋を書くものではありません。 そこに自分がどのようなテーマを感じたか、それを書きます。 だいたいは何らかの気持ちについて書くと受け取って下さい。 走れメロスなら「友情」「信頼」「迷い」そんなところでしょうか。 その中でテーマは1つに絞ります。 「友情」について書いていたかと思えば、次は「迷い」について書いているなんて言うことのないように。

② どの部分に、書こうとするテーマを感じたのか具体的に書く

  例えば「信頼」で書くなら、本文中のどの部分にそれを感じたのか、 2つ3つ選びます。 出来ればセリフでそれを見つけられますと、読む人もその場面をありありと想像出来てなお良いです。 ここまでで感想文の半分を使います。

③ そこから自分のエピソードへと展開する

  読書感想文とは言え、結局は自分の物語を書くものなのです。 自分の中に「信頼」に値するストーリー、 経験、思いがあるかどうか、よく振り返ります。 実は、自分の中にどんな物語があるのか、 それを先に見つけてから感想文のテーマを決めますと、より効率的です。 残りの半分は、自分の物語を書きます。 この3段階を駆使して感想文を書きます。 例えばこんなふうに。

走れメロスの読書感想文

走れメロス 色々あってメロスは暴君の王様から死刑を宣告されます。 この王様は人を信じる心を失くしておりました。 たった一人の肉親、妹の結婚式を間近に控えていたメロスは 王にこう頼みます。 「三日だけ猶予を下さい。私の身代わりに友人を置いて行きます。 私が帰らぬ時は友人を死刑に」 友人にはなんの連絡も、なんの承諾も取らずに。 自分勝手もいいところです。 友人には降って湧いた災難。 私なら「知らん」と断るところですが、なんとこの友人は快諾するのです! 「メロスを信じている」と。 何と言う信頼。 私はメロスよりも、この友人に深い尊敬の気持ちを抱きました。 メロスは妹の結婚式を無事にすませ、戻る道で様々な災難、妨害に遭いながらも 夕日が沈む王宮へと走りに走って帰るのです。 これを見た王は、人を信じる心を取り戻し、メロスを許します。 めでたしめでたし。 私ならここまで友人を信じることが出来るでしょうか。 どちらかと言うと友人の立場で、命をかけて友を信じることが出来るでしょうか。 先日、友人の上田くんとたこ焼きを食べました。   12個入りでした。 上田くんは食べるのが早く、私が2個食べる間に彼はもう4個食べています。 このペースで行くと私が4個で上田くんが8個。 上田くんは、なんと言っても4人兄弟なので、争いに慣れています。 こんな時、一人っ子でのんびり育った私は不利なのです。 理不尽だと思いました。 せめて私が5個で上田くんが7個でありますように。 むせかえりながら急いでたこ焼きを口に入れました。 すると上田くんはこう言ったのです。 「もう6個食べちゃった。野口くんはまだ3個残っていていいね」 ああ、ごめんなさい上田くん。 私はあなたを全く信頼していなかった。 人として恥ずかしい。メロスごめんなさい。 さらに私は残りの3個を一人で食べてしまいました。 「上田くん、もう1個おたべよ」 メロスならきっとこう言ったのに違いありません。 (完) 序文、感想文の手順も含め、この文章全体で50分程度で書けました。 あなたのお子様もきっと1時間もあれば、感想文撃破です。 裏技として、私が書いたあら筋の部分をそのままコピー。 残り半分のエピソード部分を、自分なりのものに書き直せば 立派な感想文の出来上がり。 今日が8月31日の深夜近くならば、このまま全部コピーして 明日提出されるのもいいでしょう。 担任の先生からお尋ねが来ても「知らぬ存ぜぬ」で 答えておきますから。 実はお話を作る要領も同じです。 お話が上手な人は、読書感想文もうまい。 ぜひお話もTALK&トークで学んでみて下さい。 <補足情報>ご子息が本を読むのも面倒くさいと言うのなら youtubeで「本のタイトル 朗読」で探すと、朗読をしてくれる便利なものもあります。

 

幸福な人間関係を作る話し方

幸せな人生を送る条件について研究している アメリカの心理学者ロバートウォールディンガー博士がこう言っています。 “結局、人の幸せを決めるのは人間関係。  それも気を使わず、本音で接することの出来る相手。  自分がありのままでいられる関係の人が  何人いるかで人の幸福は決まる。” 人間関係を作る上で、話し方、コミュニケーションは 大きな部分を占めています。 そこで、皆様に幸せな人間関係を作り、 生涯、楽しく穏やかな毎日を送れるような お話をお届けいたします。

人と目を合わせる習慣が素敵な関係を作る

人生で出会える人の数は、小さなものも含めて 生涯3万人だとか。 その中でも、 学校のクラスが同じ、職場が同じ、サークルが同じなど 長い時間、近しい距離にいる人は わずか300人と言うことです。 ほとんどの人は、この300人の中から 友を得、恋人を探し結婚している。 後の29700人との出会いは生かせていない 結果となっています。 もしこの中の10分の1の3000人と いい関係を作る力があれば、 人生はもっと活気づき、いい情報と出会え、 大きな広がりを得たでしょう。 つまり人見知りは300人の中から友も恋人も 探すしかなく、 積極的に人との関係を作れる人は 3000人以上の中から仕事仲間、配偶者、友を 得ることが出来るということです。 一瞬の出会いをとらえて、誰かとつながりを 作るコミュニケーション。 それはアイコンタクト。 目を合わせる力だと私たちは考えています。 街を歩く時、電車から降りて来る時、 お店に入る時、出て行く時、 エレベーターに乗る時、降りる時。 顔が上がっている人は、人との出会いが多く、 うつむき床に視線がある人は、出会いに恵まれない。 単純ですが、そんな意識、習慣が長く積み重ねられて、 人生で出会う人の数と、質が決まります。 明日の朝、職場に入って行く時は、 顔を上げてみなに自分の顔を見てもらう。 そして自分を見てくれる人に 積極的に目を合わせて「おはようございます」と 言ってみて下さい。 たったそれだけで、話しかけて来る人、 飲み会に誘ってくれる人が増えることでしょう。 TALK&トークは、皆様が幸せな人間関係を作るために 一番近道となるコミュニケーションの術をお伝えしています。

 

とつぜん会話を襲う「沈黙」。この小悪魔をどうやって撃退すればいい?

あなたをそそのかす、沈黙のワナ 会話中にやってくる小悪魔。 沈黙。 多くの人はこのいたずら者の仕打ちに耐えられない。 もがき、冷や汗をかき、 そこから逃れるためにどうでもいいことを口走る。 そして人生をピンチにおとしいれる失敗を犯すのも、 この小悪魔のなせるわざなのか。

沈黙を恐がると失言が出るわけ

ある男性は、アラフォーの女性先輩との会話中、 ふと訪れた沈黙に耐えられず脳裏をよぎった質問を 吟味もせずに口から出してしまった。 「先輩、どうして結婚しないのですか?」 ああ、どうせなら沈黙のままでいればよかったのに。 そのあとの気まずさは、 沈黙の比ではなかったことは言うまでもない。 沈黙の小悪魔の作戦は、 「沈黙があると、話が下手だと思われるぞ」 「嫌われるぞ」 とあなたをそそのかすことにあります。 その作戦にまんまとのっかった人が、 焦って恐い顔になったり、 いらぬことを言ってしまったりするのです。

沈黙が作るあふれ出る会話

実は、沈黙は悪いことではありません。 いえ、会話を楽しむためには 沈黙は必要なのです。 楽しい会話の前には、 会話はゆっくりと流れます。 沈黙も数秒作ります。 そう、作るのです。わざと。 「へー」とか「ほー」とか 言いながらね。 映像を浮かべると語尾は自然と伸びるものなのです。 その数秒の間に、互いの話を頭の中に浮かべます。 映像を浮かべて話す。 これこそが会話があふれ出る大事な 要素だったのです。 映像の情報量は、文字の1000倍だとか。 言葉を探すより、映像を描いた方が 話すことが早く見つかります。

マラソンの話になったら

例えば 「マラソンが趣味なんですよ」 「休みの日は10キロぐらい走ってます」 「地方の大会に出ると仲間がすぐ出来ます」 そんな話になったら、 その場面をしっかり映像に納めます。 沈黙がやって来たら、そんな映像を思い出し 話題になりそうなものをまた想像していく。 マラソン 地方の大会 仲間 ・・・すると泊まりで行くのか。 そこから連想されるのは、例えば 「打ち上げ」 「大会が終わった後で、打ち上げもあるの?」 なんか会話が新しい展開を迎えて、 広がって行きそうでしょう。 実際に私が使ってみたところ、 「マラソン大会は日曜が多いので、終了後、みんな各々の家に帰るのです。  だから打上げじゃなくて、するのは前祝」 「えーーっ!前の日に飲んで大丈夫なの?」 「うん、42キロちょっとだし」 「うっひょー」 こんな展開になりました。 なかなかいいでしょ。 他にも「ランニングに出る時って、お金って持つの?」 なんていう質問もしてみました。 すると、 「お金ないとビール飲めないじゃん」 「スーパー銭湯にも行くし」 「嫌になったら電車に乗るし」 という想像を絶する答えが。 うーん、人間って面白いなー。 そうそう、沈黙した時に、 「困ったぞー」「話が下手だと思われるぞ」 などと不安になるのが一番いけません。 不安は映像を消してしまうのです。 まっちろになるっていうあれですね。 沈黙の小悪魔の策略には決して 乗らないようお気をつけあそばせ。 こそばせ。

お笑い怪獣明石家さんまを凌駕する若手は出か?

さんまさんは今でも面白い。 でも最近のさんまさんの力の衰えは否めない。

さんまさんは予定調和の笑いしか取れない

それが顕著なのが日本テレビの「踊るさんま御殿」だ。 さんまさんが出演者を見る目が、血走っている。 出演者も、彼の目が恐くて、 オチが無理に作られたものということが丸わかりで、 全く面白くない。 その話を聞く彼の相づちも、 「わかっているよ」「知ってるよ」という 単調で全く感情のないものなので、 緊張感しか伝わって来ない。 その目の奥には「笑いを取ってくれるんだろうな」という 脅迫がある。 それはさんまさんの力の喪失による焦りであり、 不安でもある。 出演者から自由が奪われては、 本当の笑いは生まれない。 最近のさんまさんの笑いは、 「建築関係トントントン」や「そんなはずないやろ・・・ほんまや」のネタに 見られるように、決まりごとの笑いが多い。 最近は素人にもお決まりのパターンを強要して、 無理な笑いにもっていこうとする傾向が強い。 いつも同じネタで笑いを取りに行っている。 これは新しい発想ができなくなっている証拠だ。 お笑い怪獣にも、限界が近づいている。 「ほんまでっかテレビ」や特番の「行列のできる法律相談所」は まだ面白いが、これは東野幸治さんやマツコ・デラックスさん、 ブラックマヨネーズらのアシストに依るところが大きい。 さんまさんは、もう一人では笑いをとれないのだ。

さんまさんが欽ちゃんを超えた時

もう四十年ぐらい前だろうか。 当時駆け出しのさんまさんが、萩本欽一さんの番組に 初めて出演したクイズ番組があった。 欽ちゃんと言えば、当時全盛時代。 お笑い界の第一人者だった。 しかし、さんまさんは臆することもなく、 欽ちゃんに向かっていった。 クイズの回答は全てボケ。 欽ちゃんの笑いのパターンを全て無視し、 欽ちゃんを戸惑わせた。 本当に失礼な態度だったが、 第一人者を超えようとする態度であったことは確かだ。

さんまさんを超えるために若手は何をすべきか

若手が本当にさんまさんを超えたいのなら、 彼のやり方を全て無視すべきだ。 「建築関係」とネタを振られたら、 「おとっつあん、早く棟梁になっておくれよ」などと 予定を狂わせる。 「そんなわけないやろ」と来たら、 「そんなわけもあそこの毛もないわぁ」 などと全く違うことを言う。 MCのさんまさんから話を振られたら、 「この番組って、本当に当てられるの!学校みたい」 と笑い、ネタを披露しない。 表情がゆがむさんまさんに向かって、 「私のこと、干す気でしょ?」と開き直る。 さんまさんのパターンを完全に無視し、 彼を困らせる。 かつて彼が欽ちゃんにやったように。 当然、彼は怒る。 その人を干そうとするだろう。 その時に視聴者から、 「ヤツを出せ」 「ヤツの笑いが見たい」という声が上がるほどの 実力を持っているかどうかが、 勝負の分かれ目となる。

決め手はテレビに依存しない収入源

テレビに出て成功しようと言うビジネスモデルを 持ったままの芸人なら、そんな大胆なことはできない。 依然としてさんまさんはテレビ業界で 大きな力を持っている。 でもライブやユーチューブで 圧倒的多数のファンを持っている人ならば、 テレビ出演に依存しなくていいので、これができる。 将棋の藤井聡太四段(2018年1月時点)は、さんまさんのことを 知らなかったようだ。 この世代なら、お笑い怪獣さんまさんを 恐れることなく、彼にぶつかっていけるかもしれない。 さんまさんが天下を取って はや四十年近く。 出でよ、新たなお笑い神獣! お笑いファンは待っている。

貴乃花親方はなぜ説明しないのか

相撲界の騒動が長く尾を引いています。 私は初め、あまり興味もなく「いつまでやっているの?」 という目で眺めていましたが、 貴乃花親方の言動を見ていて、あることに気づきました。

貴乃花親方は説明する能力を持っていない

いつまでもだんまりを決め込む親方。 八角理事長が訪ねて来ても、無視するばかり。 初めは親方に同情気味だった世の中も、 「ちょっとおかしいんじゃないか」と訝しがるように。 ここまで騒動を大きくしておいて、 貴乃花親方が何も説明しないというのは無責任だと 世間が思うのも、無理のないところでしょう。

宮沢りえ騒動、兄若乃花との確執を思い出すと

もうずにぶん前になります宮沢りえさんとの別れ。 そして兄、若乃花関との確執騒動。 過去にも親方はトラブルを引き起こし、 その都度、説明を放棄して物事をうやむやにして 相手とは絶縁しています。 この事実から推測すると、 貴乃花親方は事実をうまく説明する能力がないがために、 トラブルを引き起こし、 その経緯を説明できないまま事態から逃げていたのでは ないかと私は思うのです。 うまく説明できないけれど、自分は間違っていない。 だから説明する必要はない。 常にそう考えて物事に当たって来たのではないでしょうか。 でなければ被害者である貴ノ岩や貴乃花親方が、 悪者のレッテルを貼られるようなことはしないはずです。 実は私たちの中には、説明がうまくできない障害を持つ方が 一定数いらっしゃるのです。 説明とは複雑な思考を集積して初めてできることであり、 そのことが全く不得手である方がいることは事実です。 それがどのような障害であるかは、 医師でもない私が語ることではありません。 間違った情報を流して、どなたかにご迷惑をおかけしては いけませんので、ここで説明することは控えましょう。 (説明が少しぐらい苦手という程度では、障害ではありませんので ご安心下さい)

論理性を持つ人に自分の考えをまとめてもらう

さて貴乃花親方が取るべき道はただひとつ。 弁護士などで論理性を兼ね備えた人に、 話をよく聞いてもらうことです。 その人に、親方自身の考えを論理的にまとめてもらい 協会やマスコミに伝えてもらうのです。 さらに、その人に間に入ってもらって、 協会側と話をすることでしょう。 貴乃花親方の胸中には、相撲協会を改革する篤い志があるはずです。 それを説明下手という理由だけで頓挫させるのは もったいない気がします。