滝沢カレンちゃんに見る、本当はかしこいおバカタレントの話し方

滝沢カレンちゃんに見る、本当はかしこいおバカタレントの話し方

おバカタレントというのは、芸能界で一定の存在感を持つ人々だ。

ここ数年のおバカタレントの筆頭と言えば、滝沢カレンちゃんで間違いないだろう。
最近もこんなコメントを口走って爆笑をかっさらっている。

滝沢「料理好きになったきっかけは、母と二人暮らしをすることになり・・・おばあちゃんと縁を切って・・・」
司会「おばあちゃんと縁を切って!」
滝沢「いえ、おばあちゃんと離れて暮らすことになって、私が料理担当になったのがきっかけです」

滝沢「家を出ていったんです・・いい意味で・・・」
司会「いい意味でって?」
滝沢「それは、引越し?」
司会「知るかい!」

滝沢「母と二人で暮らして、私が初めて作った料理がパスタ・・・ですか?」
司会「知らん!なんで最後質問になるの?」

おバカタレントとして売れている人は、本当は大変頭のいい人だと私はにらんでいる。
なぜか。

それは頭が悪いということをわかりやすく言葉にしてくれるからだ。

滝沢「おばあちゃんと縁を切って・・・」
司会「縁を切って!」

滝沢「家を出ていったんです、・・いい意味で・・・」
司会「いい意味で!」

滝沢「私が初めて作った料理がパスタ・・・ですか?」
司会「質問かい!」

ここで視聴者は

「完全に言い間違えてます」
「無知です」
「日本語知らないの」

とツッコミを入れることができる。

そして、「バカだなこの子は」と思える。
これが視聴者の優越感を刺激して人気となる。

彼女は、肝心な部分(間違えているところ)を単語にして強調し、そこにスポットライトを当てる。
「ここがバカです」と強調してくれるのだ。

これをTALK&トークではコミュニケーションブリッジの話し方と呼ぶ。
大変高度な伝え方。
これは頭のいい人でなければ成しえない仕業だ。

反対に本物のおバカタレントは、どこがバカなのか判別がつかない言い方をする。

司会「あなたはタレントですか?女優ですか?」
タレント「私は関西中心にバラエティ中心に活動していてぇ、主に深夜の時間帯の出演が多くてぇ‥」

ずっとダラダラとしゃべってる。
面白みも笑いどころもないから厄介だ。

ただ「頭が悪いんだな」くらいの感想しか持てない。
カレンちゃんとは表現力に雲泥の差がある。

こんなタレントには司会者もやがて話を振らなくなる。
もちろん、その番組で二度とお呼びはかからない。

頭が悪いことをウリにしているタレントさんを、そのまま信じてはいけない。
自分がバカだと分かる言葉をポンと単語で私たちの耳にぶち込んで来る人は、実は相当に頭のいい人たちなのだ。

滝沢カレンちゃんに見る、本当はかしこいおバカタレントの話し方:まとめ

  1. おバカタレントと呼ばれて人気のある人は本当はとても頭がいい
  2. 「家を出て行ったんです。いい意味で」と、ここがヘンですと聞く人がわかるようにわざと言葉を切る
  3. 司会者もつっこみやすい
  4. 視聴者は本当にバカなんだなと優越感に浸る
  5. 人気が出て愛される
  6. 短い言葉で伝えることを、TALK&トークではコミュニケーションブリッジの話し方と呼ぶ

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