老人破産 子供に憑りつかれない育て方

これは今、子育て世代の30-50歳ぐらいの方へのメッセージです。

NHKスペシャルで「老人破産」を特集していて、必ず見ております。 誰にも起こりうる恐ろしい未来に戦慄が走りますね。 先週は「親子共倒れを防げ」という内容でした。

失業した子供(とは言え、30歳以上の働き盛り)が親の10万円にも満たない年金をあてにして、たいした仕事もせずに居候をはじめるというもの。 すると生活保護が打ち切られる! 「まさかこんなことになるなんて」とつぶやく80代のおじいちゃんの背中が痛ましい。

「人生思ったようにはならんもんですね」とつぶやくおじいちゃん。 いや、現実はあなたが意図した通りになったのですよ、と唸る私。

どうしてこうなったのか! それは親が子に稼ぐ力、自立する力、考える力を与えなかったからに尽きる。 勉強さえできれば、学校さえ出れば、それで生きていけるという安直なビジョンしか持たなかった己の罪だ。

欲しいものを買い与え、怠惰でも叱らず、家の手伝いもさせず、子から好かれることに神経を注いで来た。 または子の成長に関わることから逃げて来た。 子は努力を嫌い、困難から逃げ、未来を切り開く力をつけず、人から命じられた通りのことをこなすだけの大人になった。 世間を見渡せば、子に好かれたい、子に困難をさせないように後ろから手を回す親ばかりじゃありませんか。

子供に憑りつかれず、将来自分を支えてくれる大人に育てる方法。

それは、まず家の手伝いをさせることです。 掃除、洗濯、料理を自分でできるよう厳しく指導し、責任を持たせることです。 これが自立への第一歩。

ちなみに弊社の山田みどりは成人するまで、家の手伝いをさせられていたと告白しております。 広い庭に水遣り。廊下の雑巾がけ。お風呂の湯船洗い・・・ 旅館の仲居さんか!という厳しさ。

家庭的なこととは、実は仕事力を身に付ける第一歩でもあるのです。

次に、挨拶の仕方。

「です」「ます」を使った丁寧語の使い方(家の電話の受け付けを全て担当させるなどの方法もあります)。

「ありがとう」「ごめんなさい」の言い方、伝え方。

自分の考えを他人に伝える力。

人を助け、支え、それが喜びであることを知る体験。

そして、様々な大人と話をする体験。 ビジネスをしている人。 一般家庭の主婦。 外国旅行をたびたびしている人。 外国人。 過去にちょっと悪いことをした人。

様々な考え、価値、経験、知恵に触れることがその人の才能を開花させる。

このような体験が、子供に自立心、探究心を植えつける。

今からでも遅くはない。 あなたの子供が、年取ったあなたにすがりつくことのないように、手を打つべきだ。

あなたの子供が家と学校、そして塾しか知らず、話をする大人が家族と教師(塾講師)しかいないのなら、 そして勉強とゲーム、親からあてがわれた習い事やスポーツしかしていないのなら、 あなたの子供は本当の意味で自立はできないだろう。

全ての基礎は、あなたのコミュニケーション力にかかっています。 TALK&トークでぜひ子供の力を伸ばす、聞くスキルをマスターして下さい。

NHK老人漂流社会 http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586704/index.html