職場でみなが盛り上がっているとき、あなたがすることは

職場でみなが盛り上がっているとき、あなたがすることは

「職場で大勢の話題の中心になっている人を見ると、自分が情けなくなってその場からつい去ってしまう」

というご相談をいただきました。

職場の一角からワッと歓声が上がり、みなが一人の人を取り囲んで楽しそうにしている。
そんな光景を見ると、何か言いようのない寂しさや焦りを感じる。
 
そんな戸惑いを感じる人は多いものです。
大多数の人が多かれ少なかれ、そんな気持ちを持つものです。
まずは安心して下さい。
 
そんな時にぜひ持って頂きたいコミュニケーション能力。
それは、話の中心になっている人を「支える力」。
 
えっ!話の中心になっている人を支える?
何でそんな必要が?
そうお感じの方も多かろうと思います。
 
でもよく考えてみて下さい。
話の中心になるっていうことは、それを取り巻く人がいてこそ成り立つもの。
取り巻いてくれる人がいなければ話の中心にはなれません。
 
そして話の中心になるだけが人の持つ役柄ではなく、取り巻いてあげるのも、また大事な役割なのです。
 
誰かが面白い話をする。
それを周りにいる人がいい反応をして受け入れる。
それでその場全体の雰囲気が作り上げられます。
 
取り巻きもとても重要な役柄。
そこにいるみなも、周りでいい反応をしてくれる人たちを自分たちの重要なメンバーだと感じます。
 
メンバーと認められた人は、ちょっとした話をしても、周りが受け入れてくれます。
また話を振って、話題の中心に押し上げようとすらします。
 
そんな中、誰かが話題の中心になっている様を見て、嫉妬してそこから去っていく人、自分にはそんなコミュニケーション能力などないから話の中には入れないと、冷めた目で眺めている人はどう思われるでしょうか。
 
“あの人は私たちのメンバーではない”
 
周りからそう受け取られても仕方がありません。
その場にいるメンバーたちと楽しい雰囲気を作る気持ちが見えないのですから、しようのないことです。
 
すると話にも入れてもらえず、話題を振ってくれることもなくなってしまいます。
 
こういうことが続くと、その人は職場でだんだん孤立していくことになります。
それはその人にコミュニケーション能力がないから?
面白い話ができないから?
 
もちろん違います。
 
それはみなが楽しそうにしている雰囲気を壊してしまうからです。
 
その場で必要なコミュニケーション能力はシンプルです。
 
誰かが面白い話をしている。
そうしたらその人を「見る」ことがまず第一。
 
次に「笑顔」になれれば、もうその場の仲間です。
 
第三に、その場にいる人と「同じ反応」をすればあなたはもうその場のメンバーです。

みなも「あの人は私たちを受け入れてくれている」そう感じるでしょう。
 
それができる人は、仕事もスムーズになります。
聞きたいことがあれば教えてもらいやすい。
困ったことがあれば助けてももらえます。
嬉しいことがあれば、一緒に喜んでもくれます。
 
だってあなたは自分たちの大事なメンバーだから。
 
今度、話の中心になっている人がいたら、その人が話をしやすいように、いい反応を返してあげて下さい。
 
それだけであなたのコミュニケーション能力は一段も二段も上がること間違いありません。
 
 

まとめ

話の中心になっている人を見かけたら、その人を盛り立てもっと話がしやすいように支える気持ちを持つ。
 
見て、笑って、いい反応をする。
これでOK。
これを共感する力と呼びます。
会話が苦手な人は共感の力を軽視しがちです。
しかし共感の力があって初めて相手の人は話ができます。
どうぞこの力に目を向けて下さい。

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。