エレベーターで生まれる恋もある

エレベーターで生まれる恋もある

職場で、そして住んでいるマンションのエレベーターで。

見知らぬ人と一緒になるのは気まずいもの。

そんな時のコミュニケーションって、後から乗って来る人を自分が迎える時はドアが開いた時に

「こんにちは」

でいいような気もしますが、自分が後から乗り込む時はもっと気の利いた言葉があるのでは?
そんな思いを持つ人も多いのでは。

人といい関係を築きたい、そしてその関係を深めたいと願う人へのちょっとしたアドバイス。

私はそんな時に、
「お邪魔します」
という言葉を使っています。

誰だってエレベーターが途中で停まることなく1階まで行くことを望んでいるはず。

途中で停められることにストレスを感じる人だって多いでしょう。
だから私は「お邪魔します」という言葉を使うのです。

私が途中で停めてしまいましたね。
お邪魔しましたね。
そんな気持ち。

これは1階のエレベーターホールから乗り込む時も使えます。

先にエレベーターを待つ人がいる。
相手が見知らぬ人なら、その背中に何か言うことは難しいかもしれません。

でも乗り込む時にこちらを向いたその人に
「お邪魔します」
と言うことはできるはず。

そのひと言で、数十秒間の室内で感じるストレスが小さくなります。

気のいい人なら
「いやあ、暑いですね」
と声をかけてくれることもあります。

人はそうして他人との関係を作り、そこから仕事やプライベートへのつながりに発展させているのです。

知らない人とコミュニケーションするなんて信じられない、ありえないと思っている人も増えてきました。

でもそれでは人生で出会える人が限られてしまいます。

そんな小さな常識に縛られている人は、世界では本当に稀にしかいないことを、知るべきです。

世界の常識では、人は他人にどんどん働きかけるものだと私たち日本人は思い出さねばなりません。

エレベーターから始まる恋もある。
エントランスで生まれるビジネスもある。

それができる人の方が、心豊かでお金持ちと相場が決まっているのですから。

おとうさんの幸せ

先日寿司屋で一杯やっておりますと、隣のテーブルに3歳ぐらいの可愛い女の子を連れた若い夫婦がやって来ました。

ビールやジュースが運ばれて来て、パパがそれを口にしようとした時、女の子が甘い声でこう言いました。

「パパ、乾杯しようよ」

私は思わずパパの顔を見ました。

その時のパパの顔ったら、絶対に誰にも見せたことのないほどの崩れ落ちよう。

ああ、俺はなんて幸せなんだ!
この娘のためなら死ねる。
彼はそう思ったに違いありません。

だってご相伴に預かった私たちでさえあんなに幸せな気持ちになれたのですから。

きっと、父はこうして娘に甘くなるのですね。
娘はわずか3歳になる前から、父の弱点を見抜き、彼を骨抜きにするワザを持っているのです。

父はそれを分かった上で娘にいいようにさせてあげるのでしょう。

それでも父は幸せだから。

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