知らない話になった時のコミュニケーション能力

知らない話になった時のコミュニケーション能力

年の近い先輩二人と飲むことに。
二人は偶然広島出身で、カープの話で大盛り上がり。
でも自分は野球にはとんと興味がない。

かといって、いちいちわからない部分を聞いて話を中断するのも悪いと思い、ずっと黙っていました。

結局、話にあまり入れず、寂しい思いをすることに。
自分にはコミュニケーション能力がないと思い知らされる結果になりました。

こういう時ってどうすれば良かったの?

こんなお尋ねを頂きました。
よく聞く戸惑いですよね。

同席している二人が、自分の知らない話題で盛り上がってしまった。
話の腰を折るわけにはいかないし、かといって一人黙っているのも悲しい…。

こんな時にまず必要なコミュニケーション能力は、会話に参加する気持ちがあると伝えること。

わからないから二人の会話から離れておこう。
こう思うと、視線は違うところに向かい、表情はなくなる。
これを見て二人はどう思うか。

「彼は我々の会話に参加したくないのだな」

そう誤解されても仕方がない。
すると余計に二人の会話から浮いてしまうことになる。

だからまず行うべきは、「野球の話はわからないけど、参加します」という顔をすることだ。

例えば「今年ももうマジックが出るよね」なんて話になったら、二人の顔を見つつ「マジック?…」とつぶやいてみる。
すると二人は、「ああキミは野球わかんないんだったね」と言って、その説明をしてくれるだろう。

「その話、わかんないんです」という気持ちが伝わったのだ。
これはこれで、高級なコミュニケーション能力と言える。

あとは出て来る話にしっかり相づちを打てば、その会話に参加していることになり、あとの二人も喜ぶだろう。

先日、美容室で髪を切っていたら、オーナーさんと「ドナドナ」の歌で話が盛り上がってしまった。
そばにいた若い美容師さんは、「ドナドナですか?」とその歌を知らない様子。

でもその若い美容師さんは、コミュニケーション能力の高い人でありました。
「ちょっと歌ってみて下さいよ。知っているかもしれません」と言うので、二人で「ドナドナ」を暗く歌ってあげた。

すると彼女、

「やっぱり知りません」

と言って笑いこけていた。
こうして彼女は、会話にはちゃんと入って来て、楽しいひと時を過ごさせてくれたのだ。

その後、彼女は小学校の音楽で習ったという怪獣のバラードを聞かせてくれた。
我々は「知らんわー」とまた笑いこけた。

この楽しい会話は、彼女の「ドナドナですか?」という「知りません」という気持ちが伝わる反応から生まれたのだ。

一番初めに登場した広島カープを知らない男性も、「いやあ、野球は詳しくなくて、すみません」と言い切ってしまえば、きっと二人がカープ野球について話を聞かせてくれただろう。

とにかく、その話題を知っていようが知るまいが、「この会話に参加しますよ」という意思表示ができれば他の人も気を使って話に入れてくれるものなのだ。

コミュニケーション能力には、色々な側面がある。
このような微妙な気持ちをしっかり伝えることも大事なコミュニケーション能力と言えるだろう。

まとめ

複数の会話で、他の二人が自分の知らない話を始めたら、「知らない」という顔をして会話に参加すること。
そして二人の話にしっかり反応することで、会話により深く入り込むことができる。

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