歳の離れた人と話す時のコミュニケーション能力

歳の離れた人と話す時のコミュニケーション能力

入社数年目の方からよく受けるお問合せの中に、職場のずいぶん年上の男性とのコミュニケーションに困っているというものが増えて来ました。
おそらく、これまで企業が採用を控えて来たので、30代ぐらいの社員が少なく、20代の人と、おじさん層の間のクッションとなる人がいないのが原因かもしれません。
おじさん達だって、20代の後輩たちを大事に扱っている様子が、20代の方々からの話から伝わって来ます。

  • 大事にはされているけれども、うまくコミュニケーションできない。
  • これは自分のコミュニケーション能力が足りないせいではないか。

そんな悩みを本当によく耳にするのです。

例えばおじさん達は古い話を持ち出して若い方を困らせるのです。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”おじさん”]山口百恵って知らないよね。花の中3トリオ。ふるいねー、わかんないよね[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”若い人”]はあ、名前ぐらいは聞いたことはあります[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”おじさん”]そう?横須賀ストーリー、知っている?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”若い人”]いや、そこまでは・・・[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”おじさん”]だよねー[/speech_bubble]

そこでおじさん達は顔を見合わせて笑い合い、

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”おじさん”]わかるわけないよ、もう40年も前の話だもの[/speech_bubble]

と言ってまた笑う。そこで感じる疎外感がまた悲しい。

ま、これはおじさん達のコミュニケーション能力が足りないのが大きな原因なのですがね。

さて、こんな状況に置かれたらどうしたらいいのか。
方法はいくつもありますが、今回は最も効果的で、シンプルな方法、素敵なコミュニケーション能力のお話をしましょう。

まずは、自分が話すことで問題を解決しようとは思わないこと

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”若い人”]花の中3トリオって、桜田淳子と森昌子もいたんですよね[/speech_bubble]

なんて無理して話をつなげようとしても、そもそも知らないんだから、また知らない話になって困るだけです。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”おじさん”]そうそう、森昌子は森進一と結婚していたんだよ[/speech_bubble]

なんて言われても、森進一がわからない。

わからない話になったら、自分はしゃべる役から降りること。
そして、相手に楽しく話をさせてあげることです。

使用するコミュニケーション能力は、いい反応というスキル。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”おじさん”]山口百恵って知らないよね。花の中3トリオ。ふるいねー、わかんないよね[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”若い人”]はい、わかんないです♪
(わからないけどその話を聞かせて、そんな気分で言葉を返します)[/speech_bubble]

これでいいの。
おじさんは若い人に山口百恵の話をしてもらおうとは決して思っていません。

ただ自分の話にいい反応をしてほしいだけ。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”若い人”]へー♪[/speech_bubble] とか、
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”若い人”]そーなんですか![/speech_bubble]

と気持の入った反応を心掛けてみましょう。

人は自分が話したことを、あなたがどう受け取ったか、肯定的か、興味を持ってくれるか、そんなことを気にするものなのです。

そこを満足させるのが、コミュニケーション能力っていうこと。

今度、年の離れた人と話すことになったら、だいたいの人はおしゃべりなはずですから、その話を受けて、興味があります、楽しそうですね、というニュアンスで反応してみましょう。

[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”おじさん”]〇〇さんって、いい子だね[/speech_bubble]

そんな評判が立つでしょう。

まとめ

年の離れた人と話す時、知らない話になることが多い。
そういう時は、自分が話すのではなく、相手が話しやすくなるよう気を配ること。
大事なことは“いい反応”を心掛けること。
これは小さく見えて、実は大事なコミュニケーション能力なのです。

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