二流の話し方

世に話し方自慢の人は多い。
「話し? ああ、一晩中でも話し続けることができるよ」
つまらない話を一晩も聞かされたら、たまったもんじゃない。

こんな話し手を私は、話し上手ならぬ「話し自慢」と呼んでいる。
彼らは二流、三流の話し手だ。

一流と二流を別けるもの。
それは相手という視点を持って話しているかどうか。

伝わっているだろうか。
楽しんでくれているだろうか。
役に立っているだろうか。

一流はこんな視点を持って話している。

一流は、ゆっくり話す。
センテンスが短い。
間をとって話す。

全ては聞き手が自分の話をイメージするために。

二流は早口だ。
センテンスが長く「・・・で、そして・・・、だから」と話が続く。
間などとってはくれない。

だから全くイメージができない。
二流はほとんど独りで話している。
相手が理解し、楽しみ、記憶に残すことなど頓着しないので、話すのが楽なのだろう。

自分が一流か二流か判断するのは簡単だ。

聞き手が笑顔で大きく反応しながら聞いてくれる。
聞き手が自分の話をよく覚えていて、聞き手の口からその話をしてくれる。
聞き手に好かれている。

これなら一流だ。
部下は誘いを断らず、家族は自分の話を喜んで聞く。
仕事は順調で、異性にモテる。

コミュニケーションブリッジの話し方を学べば、一流の話し手が、いかにゆっくり、言葉数少なく、聞き手をよく見て話しているかがわかるだろう。

ぜひ多くの人に、一流の話し方をマスターして頂きたい。
雑談、スピーチ、プレゼン、面接、営業、婚活、全てのコミュニケーションに劇的な変化が現れることをお約束しよう。