スピーチ上達の異次元プログラム現る

世間によくある話し方教室なぞに行くと、発声練習をする。
「あめんぼあかいなあいうえお」

早口言葉で滑舌をよくする練習もする。
「この釘はひきぬきにくい釘だ」

お腹から声を出そうと誘われる。
「あああああああ」

自信を持って話せと無理をいわれる。
「どうだ!」

話し方教室に行っても、話し方本を読んでも、そんな程度のことしか教えてはくれない。
そしてうまくなる人は本当に少ない。

こんな間違ったセオリーで、話し方を上達させようってんだから、うまく行くはずはない。
お陰で話し方教室のイメージはどん底にまで落ちた。

「私、話し方教室に行っているんだ!」と誇らしげに言える人は少ないでしょ。
世間の人たちは、「話し方教室ってなんかあやしいっ」「そんな練習でうまくなれるはずがない」って思っているのでは。

アナウンサーをモデルにしていては、決して話はうまくならない

一般の話し方教室では、アナウンサー養成の古いプログラムをそのまま使ってレッスンを行っている。
滑舌よく、よどみなく、きれいな声で話せば、話し上手になれるでしょ、という発想だ。

しかしよく考えてみると、アナウンサーって話し上手だろうか。
彼らは原稿を読むプロ、ニュースを全国津々浦々の人々に間違いのないように伝えるのが仕事だ。

決して人を説得し、笑わせ、納得させる仕事ではない。

これはアナウンサーを否定しているわけではないので、お間違いのなきように。
アナウンサーは原稿を読むプロ、それを一般の話し方に応用しているのが間違いと言っているだけだ。

現に人気のタレントさん、売り上げTOPの営業マン、話が面白いあの人は、決してアナウンサー的な話し方などしていないぞ。
アナウンサーの話し方は、プレゼンやスピーチ、営業には全く不向きなのに、無理してあんな話し方をしようとしていたから、上達する人がなかなか生まれなかったのだ。

しゃべりがうまいアナウンサーはバラエティでもまれた人

でも、元NHKの有働由美子さんをはじめとして、おしゃべりがうまいアナウンサーもいるのでは?
そう思う人もいるだろう。
そう!おしゃべりがうまいアナウンサーは確かにいる。
しかし、彼らのしゃべりはアナとしてのしゃべりではない。
バラエティ番組でもまれて手にした技術だ。

もっとおしゃべりがうまいのは、バラエティ番組に出ているタレントさんだ。
人前で話す機会の多い人、営業マン、講師業の人・・・
みんなが欲しいのは、アナウンサー的なしゃべりではなく、タレント的なしゃべりだ。
人を笑わせ、泣かせ、やる気にさせ、心を動かす話し方こそ一般の人々が求めているスキルのはず。

それを教えてほしいのに、全く見当違いのスキルしか教えていないのが世の中の話し方教室なのだ。

たった3分でスピーチ力が驚くほど身につくスキルがある

現在のスピーチ指導に大きく欠けているのは、聞き手がどのように人の話を聞いているかを研究することだ。
聞き手のことを知らずして、どうやって人を感動させ説得できるのか。

では、たった3分でスピーチ力が大きく伸びるスキルをお話しよう。

聞き手はあなたの話を全て映像にしながら聞いている。
実はあなたも映像を思い浮かべて、それを言葉にしているのだ。

私たちは映像を通じてコミュニケーションをしている。
だから聞き手の脳裏に絵が浮かぶように話す必要がある。

しかし、話が苦手な人は聞き手のことなどかまう余裕がないので、話をしながら一人の世界に入り込んでしまう。
それはこんな感じだ。

「私はメーカーで安全管理の仕事をしていて部下もいるんですが朝礼で指示をしても全く伝わらない状態で情けない思いをしていて・・・」

文中、句読点がないのは話し手がずっと間を取らずに話す様子を描いている。

聞き手は話を絵にしながら聞いている。
話し手は、
「メーカーで安全管理の仕事をしている」
「部下もいる」
「朝礼で指示をしている」
「指示が全く伝わらない状態にいる」
「情けない思いをしている」と、
5つの情報を一気に伝えているのだ。

そんなにいっぺんに絵を浮かべられるはずがなかろう。
すると聞き手の脳裏には何の絵も浮ばない。頭がぼーっとして来る。
だから話が伝わらないし、つまらない感じがするのだ。

スピーチ力UP!たったひとつの決め手

話を伝えるコツは、
センテンス(意味がわかるひと塊の文章)を短くすることだ。

「私はメーカーで安全管理の仕事をしています」

ここで話を切って間を取る。
すると聞き手はそのイメージを頭に思い浮かべる。
絵が思い浮かんだところで、次の話を伝える。

「部下もいましてね」

こんな短い情報でも丁寧に間を取ってみよう。
聞き手に全体像が作られたら、センテンスを多く伝えてもOKだ。

「朝礼で支持を出すのですが、これが全く伝わらない状況でしてね」
「情けない思いをしているんですよ」

こうして聞き手に絵が思い浮ぶよう気遣いながら話すと、聞き手も反応を返してくれる。
聞き手からの反応こそが、話し手を安心させアガりを消してくれる良薬となる。

スピーチというと話し手のことしか語られて来なかった。
だから習う人が上達しなかったのだ。

聞き手を巻き込み、互いが一体となるスピーチ力を身に付けることこそが、スピーチ力、そして話す力を豊かにする。

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