口下手・話し下手でも3週間でおもしろい人に! それがTALK&トークの使命

多くの人の憧れ 「おもしろい人」

お問合せの対応をしたり、レッスンで生徒さんから話を聞いたりしますと、
ずいぶん多くの人から「おもしろい人になりたい」というリクエストをいただきます。

たしかにおもしろい人は、どこに行っても人気者で友達も多く、
また婚活などせずとも恋愛をする相手に苦労をしません。

コミュニケーションを教えることを生業とする者ならば、
こういう方々のリクエストにお応えするのが使命というものでしょう。

しかし、ふだん口下手を自認する方々をおもしろい人に変えるのって、
かなずちの人を学校一のスイマーに育てるほどのむずかしいチャレンジです。

しかしたくさんの生徒さんたちとのセッションを重ねて、
多くの人が「おもしろい人」に成長できるプログラムを作ることができました。
今回はその一端をご紹介します。

おもしろい人ってどんな人ですか?

おもしろいって何でしょうか?
それは芸人の方がやるようなギャグやパフォーマンスをする人ではありません。

私は「おもしろい人」をこう定義しました。
それは話し手が経験した、「びっくりしたこと」「カッコ悪かったこと」「困ったこと」などを、
その気持ちを聞き手にも体験させてあげられる話し方ができる人のことだと。

びっくりした話ならそれを聞いた人が「ぎょえ!」と、
ショックだった話なら「げげっ!そんな」って思わず声が出てしまうそんな話し方。
それはまさにお話を体験した聞き手から漏れ出る声ですね。

本当の話し上手は、映画を観るように映像が浮かぶ話し方をする

本当に話がうまい人って、聞き手に自分の話を映画を観るように体験させてあげられます
映画って観客に自分が主人公になったかのような気分を味合わせてくれますね。

話がうまい人は、自分と同じ気持ちを聞き手に感じさせてくれます。
人は相手と同じ気持ちになれると、うれしいって感じます。
そこから友達や恋人へと発展していくのですね。

お話が苦手な人はどうしても説明になってしまいがちです。
おもしろい人になると、自分の体験を他人にもお話によって「伝える」のではなく「体験させる」から、
そこに一体感が生まれて周りから好かれる人になるのでしょう。

こうして誰でもおもしろい人になっていく

私のレッスンを受ける人は、日常からちょっとした平凡な出来事を見つけて来るのが宿題。
映画を観て来た」「土用の丑の日にうなぎを食べた」「水曜日は9時間も寝てしまった」、
そんな話を持ち寄ってくれます。

ここまでならそんなにむずかしくはないでしょう。
それをどう料理してふくらませるのか、そこがミソなのです。
お話をふくらませるワザが身につけば、人との会話が楽しくなります。

その話にどんな気持ちを感じるのかを見つける
お話というのは結局、そこにどんな気持ちを感じたのかを伝えるもの。
そこがお話の中核となります。
気持ちを見つけるセンスが身につけば、お話はどんどん面白くなります。

レッスンでは他の生徒さんたちと一緒に、
「ここにはどんな気持ちがあるでしょうか」などと言って、一緒に考えてもらいます。
他人の話でも、そこにどんな気持ちが見つけられるか考え探すことで、センスが上がって行くのです。
そういうプロセスを経て、生徒さんはやがて自分でおもしろい話を創れるように育っていきます。

ちいかわの映画を観ただけの話がどんどんふくらむ

今回は生徒さんの
ちいかわの映画を奥さんと観に行った
というお話を例に使わせてもらいます。

おもしろそうな予感のするお話ですね。
当の生徒さんにどんな気持ちだったかお聞きしますと、
「悲しかったしか思いつきません」と言っていました。

どうやら、
子供向けの内容なのに思わず泣いてしまった』ということだとか。

しかしみなと話すうちに、
ご本人が「カッコ悪かった」という気持ちを発見。
「何がカッコ悪かったのか」というところを聞き手にうまく伝えてみましょう、とお願いをしますと

『ちいかわの映画を観に行ったら、子供向けの内容なのに思わず泣けて来て、
奥さんに見つからないようにそっと涙を拭いていました。
見つかったら、「こんな映画で泣くの!」と笑われそうでカッコ悪いですからね』

とかなりバージョンUPしました。

1つ気持ちが見つかると、次々に奥にある気持ちが見つかります。
急に「びっくりしたという気持ちもありますね」と彼。
「こんどはびっくりしたという気持ちを中心にお話をしてみましょう」とリクエストしました。

『ちいかわの映画を観に行ったら、子供向けの内容なのに思わず泣けて来て、
奥さんに見つからないようにそっと涙を拭いていました。
見つかったら、「こんな映画で泣くの!」と笑われそうでカッコ悪いですよね。
そしたら映画館を出るとすぐ奥さんから、「泣いてたよね」と言われて
「バレてたのか!」とびっくりしました』

これでけっこう高いレベルの話になりました。
おそらくどこで話をしても、聞き手は笑ったり共感したりしてくれるでしょう。

いい話が身につくと誰かに話をしてみたくなる

こんな話ができるようになれば、もうしめたもの。
誰かに話しかけたくなるのは必然です。
ここまで成長すれば、もう話し下手ですとは言わせません。

この方は入会前に「自分には何の話題もない」と言っていましたが、ここまで来るのにたった3週間。
今では会社でどっと笑いがとれるほどの話し手に昇段されたようです。

口下手・話し下手は自分の思い込みから作られます。
小さい子供のころはみな思ったことを口々にしゃべり倒していたはず。
それが成長するにしたがって、自分で自分を縛りつけて話し下手と思い込んでしまったのです。

でも、ちょっとした秘訣を知ってしまえば、誰だっておもしろい人になれるのです。
あなたも日常の何でもない出来事を持ってレッスンに参加してください。
それが思ってもみなかった楽しくおもしろい話になりますから。