スマホを置いてお話をしませんか?

家族がバラバラになっていると感じていませんか?

最近、あなたの家族でどんなお話をしましたか? そこに温もりはありましたか?
現実社会では、人々の間はどんどん遠くなり、私たちの絆は断ち切られようとしています。
それは家庭でも同じでしょう。

父は仕事で家を空けがちで、母は終日ネットフリックスで韓流ドラマ、
息子はゲームに夢中で、娘はYouTubeに入り浸り。
家の中に家族はいるけれど、各々がバラバラで会話は「ご飯」、「寝る」、「お金」と決まりきったことを交わすだけ。
お互い視線も合わずスキンシップもない。

もはやお互いが何を考えているかもわからず、相手が自分を愛してくれているかどうかも疑わしくなっています。
自分を愛してくれる人は家におらず、自分もまた家族を愛しているのかどうかわからない。
今や日本中がそんな冷たい家庭だらけなのかもしれません。

人は結びつくと強く賢くなる

するとどんなことが起きるのか。
私たち人間は、協力することで知恵を生み出し、幸福を感じ、健康を維持しています。
協力すれば私たちは驚くようなパワーを発揮しますが、1人になるとからきし弱くなるのです。

家族がバラバラになれば、いい発想も生まなくなりお金も稼げなくなって、心は寂しくなり、病気をしがちになります。
つまりどんどん不幸になって行くのです。
そう言われてみれば、生きるエネルギーが不足していることを感じている人も多いのでは?

ここらで一度、家族全員スマホを置いてお互いの顔を見てみましょう

夫婦が恋に落ちた日のことを、プロポーズをしたあの夜を、子供が生まれた感激を思い出してみませんか。
自分は家族を愛していて、一人一人がとても大切な存在であることをかみしめてみてほしいのです。

そしてみんなでお話をしてみましょう。
話すことは、今日見たり聞いたりした何気ないことがいいですね。できたら自分が感じたことなど言葉にできると最高です。

先日、家庭が間もなく崩壊する間際の生徒からのご相談を受けました。
まさに夫婦、息子、娘の心がバラバラで、お互いが目も合わさず、関心もなくなり、会話がなくなって久しい家族です。

夫は仕事にかかりきりになり、妻はふさぎ込み、高校生の息子は部屋から出て来ず、中学生の娘は帰りが夜遅く。

まさに絵に描いたような崩れ行く家族です。
そんな家族でも、夫婦が危機感を持ち気持ちを合わせて家庭の修復を試みれば、また家族は愛し合うことができるのです。

あなたの物語をご家族に

方法はシンプルです。
「みんな、今から30分はスマホを置いて、家族で話をしてみないかい」と働きかけてみましょう。
事前に夫婦で話す内容を相談をしておくことをおすすめします。

家族で食卓を囲み、子供の勉強とか将来は何を目指すのかといった、ストレスのかかる話はやめにします。
そんな話をするから、子供たちが近寄って来ないのです。

まずは父親が、今日感じた自分の小さな気持ちにまつわるエピソードを話します。
マンションのエレベーターホールに着いたら、2つあるエレベーターが同時に2階、3階へと昇って行く。
2つとも最上階の近くまで登って、降りて来るまでかなり時間がかかった。
「キミら、なぜに同じエレベーターに乗ろうとしないのだ! とお父さんは心でちょっと怒ったぞ」
などと、小さいけれど自分の感じたこと、そしてくだらないことを考えている自分を正直に子供たちに見せるのです。

「お母さん(お父さん)と知り合った時の話」や、「初めてのデートの話」など、今まで子供たちに語って来なかった話もしてみます。
「受験で苦しかったこと」や、「いたずらがばれた話」なども、子供たちは喜びます。
親がカッコ悪い話を正直に話せたら、子供たちも至らぬ自分を素直に話すことができます。

それから「学校にいる困った生徒の話」や「困った先生の話」などを尋ねると、面白い話がいっぱい出て来ます。
お互いの話を否定することなく、そのまま受け止めて「そうなんだね」と受け止めてあげられたら、
子供たちも溜まっていた話をいっぱい聞かせてくれるでしょう。

1つ1つの話に、「へー!」とか「ほんとかい!」と反応してあげたら、大きな喜びを感じてくれます。
そうなれば、もはや家族の会話はネットフリックスやゲームやYouTubeより楽しく幸せになります。

お互いの顔を見て、肩に手を置いてふれあうことを感じて、相手の話にしっかり相づちを打つ。
そんなことが家族を結びつけ、愛を育て、それが生きるエネルギーになっていたことを、あなたも思い出すでしょう。

さあ、スマホを置いて家族で話してみましょう。もう一度家族を取り戻すのです。
仕事にもいい影響があることを約束します。
全てのはじまりは夫婦であり、家族なのですから。