コミュニケーションってなんだ? 初歩の初歩からお話をしましょう(1)
実は初歩の初歩こそが、みなが知らないこと
人と人との距離がどんどん遠くなって、他人とコミュニケーションを行う機会がますます減って来ました。
もはや知らない人とはよほど急な用事がない限り関わることはないと、都会を中心に多くの人が信じるようになっているようです。
人々が他人とのコミュニケーションを極力少なくしようとした結果、
コミュニケーションの持つ素晴らしい効果やそのスキルも忘れられようとしています。
しかし、コミュニケーションは幸福と成功の源であり、裕福になるきっかけを与えてくれる大事なものなのです。
そこでもう一度みなさまにコミュニケーションの大切さを思い出してもらえるよう、初歩の初歩からお話をしようと思います。
実は、コミュニケーションの初歩の初歩こそが、みなが忘れてしまったことかもしれません。
コミュニケーションは人々が協力する道具
私たち人間は、協力することでここまで進歩して来ました。
ご存じの通り、私たちはクマにもライオンにも敵わないひ弱な生きものです。
ところが銃を持たない太古の昔から、猛獣たちを退け地上を支配したのは人間なのです。
それは人間だけが何百、何千と協力して目的に向かって進むことができたからの結果。
私たちの脳はコンピューターに似ていると言われています。
コンピューターは1台よりも数多くでつながった方が性能があがります。
人間もそれに似て、数多くの人々がつながることで知恵が増大するのです。
自分一人で考えるよりも、自分の考えを言葉にして他人に聞いてもらうと、
気づかなかった自分の思考に気づいて新しい発想を生み出すことができます。
私たちの脳は、他人と協力することを前提で進化をして来たようなのです。
また、他人と心を通わせるとお互いの脳が反応して、
その考えがあっという間に相手に伝わるという現象がすでに脳科学によって発見されています。
昔から言われて来た以心伝心という現象のことですね。
幸福も一人では感じられない
スマホが登場して、みながあの小さな箱とにらめっこ。
他人とは目も合わさず、知らない人には「こんにちは」も「ありがとう」も言う気はない感じです。
もはや意識の中には自分しか存在せず、他人はいない世界で暮らしているかのよう。
他人と関わるとわずらわしいことばかりだから、
なるべく人と接しないようにうつむいて生きていこうと見える人を多く見るようになりました。
するとどんなことが起こるのか。
人間は他の人と協力するために関りを持ち、心を通わせることで幸福も感じるように作られています。
他人と関わると生存できる確率が増すので、脳は他人とつながりができると幸福を感じるようになっているのです。
反対に、他人と関わらないと感情が生まれません。
感情のない暮らしを続けて行くと、わずらわしいことは減るでしょうが、喜びもドキドキもなくなり、気持ちは不安定になっていきます。
もちろん幸福を感じることはなくなり、健康も維持できにくくなるでしょう。
若いうちは問題にならなくても、そういう生活を続けていけば中年以降に当然そのひずみが心と体に出て来るでしょう。
「コミュニケーションはお互いを結びつける道具」ということを知って下さい
挨拶や雑談を無駄なものと切り捨てている人も増えて来ました。
会社でも「挨拶はいらない」「雑談は無駄」という風潮が出て来ています。
ご近所に、挨拶をしても返事がない人がいるという話もよく耳にします。
しかし実は、挨拶も雑談も人々を結びつけている大事なかすがいなのです。
科学が発展して人と関りを持たなくても生活に不自由はなくなりました。
しかし、私たちは人と結びついてはじめて協力するパワーを発揮できることを思い出さなくてはなりません。
コミュニケーション初歩の初歩は、
「私たちは人と結びついて初めて大きな力を発揮できる」
「コミュニケーションはお互いを結びつける道具」
ということを思い出してほしいというお話でした。いかがでしたでしょうか。
次はコミュニケーションの上手下手を決めるたった1つの条件。ご期待下さい。
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