面接対策 答えに窮したら最後は情熱

私の面接対策の合格率は70%程度と高めではあります。 でも全ての人を合格に導けるわけではありません。 私にできるのは、その方が秘めているスキルを引き出して、具体的な言葉に置き換えること。 逆に言うと、その方に秘めた能力がなければ、私にもどうにもならないのです。

最後に残された秘訣は情熱

最近面接対策を行った彼も、大変苦戦をした一人。 なにしろ技術系の勉強を重ね、資格も技術系のものを持つにも関わらず、事務系の公務員が志望なのですから難しい。 面接官は当然の質問をします。 「どうして事務なんですか?」 彼はこの質問にいつもしどろもどろになって、玉砕することを繰り返して来ました。 私ならいい答え方を教えてくれるだろうという気持ちで、面接対策を受けに来たとのこと。 「そりゃ無理ですよ」とのけぞる私。 落ち込む彼。 で、私は最後の切り札を出しました。 「最後の最後は情熱で答えるしかないのです」 「情熱?」 「そう、どうして事務なの?と聞かれたら、こう答えるしかありません」 「はい」 「いやあ、そこを聞かれるのが一番辛いところです。でも、私はどうしてもこちらで仕事がしたいのです。理屈ではなく、こちらで働きたい、市民国民の皆様のお役に立ちたいという一心でやって来ました」 ぽかんとする彼。 「ボクにはそんな答えしか残ってないのですか」 「そう、あとは情熱しか残ってないのよ」 彼は少々怒り気味で帰って行きました。

一ヵ月後の奇跡

そんな彼から一ヶ月後に、こんなメッセージが。 「国家公務員に合格しました。2つも!野口さんの言うとおり、情熱的に話したら元気があるねーって言われて合格しました」 「えっ!!」とまたのけぞる私。 しかも合格した中で彼が選んだのは、我々凡人には遠くにある省庁。 彼の父親は無口で彼ともほとんど口を利かないらしいのですが、あちこちで「息子が〇〇省に入った」と自慢をしている様子。 分かるナー、お父さんの気持ち。息子が誇らしいに違いない。 全てに通じるわけではないのですが、技巧に頼るばかりでなく、真実と情熱でぶち当たるのも面接。 君のコスモは燃えているか!