話がふくらむ人がこっそり行っている コミュニケーション能力

2018年12月26日

TALK&トークのレッスンを受講された方が
こう教えてくれました。

自分は会話がとぎれるのが恐くて、
一生懸命質問を繰り返していました。
会話はそれで何とか続くのですが、
それが苦しくて苦しくて、
この教室を探し当てたのです。

そして、会話の秘密を教えてもらいました。
会話って、意識的に止まって、
想像力を巡らすからふくらむんですね。
目から鱗が落ちた思いです・・・

話がふくらむ人が、こっそりしていること。
このコミュニケーション能力は表面には表れないので、
気が付く人はとても少ない。

それが話を前に進めない力。

「家内と北海道に行って来たんですよ」
と言われたら、話が苦手な人ほど先を急ぐ。
「北海道はどちらへ」
「何を食べましたか」
「天気はどうでしたか」・・・。

質問で話をつなぐぞと言わんばかりに、
話を前に進めます。
でも気持ちはどんどん苦しくなるばかり。

何がいけないのか。

それは互いに話をする在庫がどんどん減って行くからです。

話し手は聞かれるままに、答えて行きます。
聞き手は思いつく限りのことを尋ねます。
そして二人の頭の中から、話すイメージ、
話題の在庫が枯渇してしまうのです。

真にコミュニケーション能力に長けた人は、
話を前に進めません。

A「家内と北海道に行って来たんですよ」
B「おっ!北海道ですか!いいなー♪」
A「ええ、良かったですよ」
B「でしょう。Aさん家は夫婦仲もよくてうらやましい」
A「あ!今でしたら北海道復興割っていうサービスがあるんですよ」
B「えーっ!なんですか、それ?」

BさんはAさんの言葉を受けて、
「おっ!北海道ですか!いいなー♪」
「でしょう。Aさん家は夫婦仲もよくてうらやましい」
としか言っていません。

これがどんな効果を生んでいるのか。
それは、何もしていないように見えるその中で、
お互いの間に、様々なイメージがふくらんでいること。

「おっ!北海道ですか!いいなー♪」

と言われたAさんの脳裏では、
北海道の思い出が駆け巡ります。
Bさんの頭の中にだって、
聞いてみたいことがふくらみます。

つまり二人の間に、話のイメージ、
話題の在庫が量産されているのです。

会話は映像のキャッチボール。
私の最新作、
「誰とでも15分以上 
ほんとに会話がとぎれない話し方50のルール(すばる舎)」
で紹介したコミュニケーションスキルです。

コミュニケーション能力に優れた人は、
「ほーっ!」とか「へー♪」とか感情表現を交えた
共感をして、間を十分に取りながら、
想像力をふくらませているのです。

共感をもらった話し手の中では
イメージがぐんぐんふくらみます。
共感した方も同じようにイメージが
ふくらみます。

お互いにイメージをたくさん持って会話をする。
つまり話すこと聞くことをたくさん持って話す。
だから話がはずむというわけです。

そして在庫が途切れそうになると、
また会話をゆっくりに戻し、
在庫を増やす。

これは外からは伺い知れない
コミュニケーション能力ですね。
ぜひチャレンジして頂きたいです。

まとめ

会話は質問で先に進めるものではない。
まずは相手の話に共感し、十分な間を取り、
お互いが想像をふくらませる時間を取る。
アイコンタクトを取り、感情を交わすことで、
お互いのイメージが同じになる効果まで
生まれる。

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