『2度目の会話が続きません』(サンクチュアリ出版)

「1度目の会話は何とかなりますが、同じ人と2度目に会うともう話すことがなくて困ります」

そんなお声を多く聞くようになりました。
仕事で、趣味の会で、婚活でと、場所は様々ですが、多くの方が同じ戸惑いを感じているようです。

原因は次の2つだと私は感じています。


  1. 表面的な会話しかできなくて、お互いの人間的な部分に話を深めるのが苦手。
  2. 1度目で相手と親しくなることができていない。

(1)の表面的な会話と言うのは、「5W 1H」を使った情報だけの会話を言います。

「ジョギングをはじめた」と言われたら、「何キロ走っているの?」「何分かかる?」
「どこを走っているの?」「いつ走っているの?」「週に何回?」
返って来る話も情報だけで話に広がりがなく、聞くことがなくなると話が終わります。

ところが話がうまい人は、「ジョギング」を使ってその人の内面にも興味を深めます。
「休みたい時もある?」「決めたことは続けられる方?」「ジョギング中によく会う人だってできるでしょう」「家族は何て言っているの?」
こんな話ができると相手から返って来るのはエピソードです。
話は「幼いころの話」「家族の話」「ジョギングで知り合った人」など、内容が豊富になり、それが次のエピソードへと発展して行きます。

だから2度目以降でも、その話の続きや、さらに奥深くに入った話ができます。
こういう会話ができるようになれば、会えば会うほど話題はふくらんで行きます。

合わせて、お互いの仲が親しくなって行くスキルも学べるので、より会話が楽しくなって行くのです。

話は苦手ではないという人にも、新鮮で発見に満ちた内容が満載です。

会話の教科書として、シリーズ化されて行きますので、ぜひ第一弾の本書からご覧くださいませ。

『2度目の会話が続きません』 著者 野口敏より動画でご紹介