旦那デスノートに思う、不機嫌な妻は旦那のこの話し方が原因 解決編

このコラムは
[旦那デスノートに思う、不機嫌な妻は旦那のこの話し方が原因]
の続編です。

このコラムを書いて一週間もたたないある日、
ジャストタイミングで不幸な旦那さまに会いました。
仕事から家に帰り妻と目が合うや否や、

「晩ごはんない、外で食べて来て」

この不幸な旦那さまは私にこう言いました。
「晩ごはんないのは仕方ない。でもそれなら家に帰る前にゆうてくれ」

彼はムッとはしつつも、大人しく家を出て外の食堂に向かったのだそうな。

デスノートに書かれる旦那さま、あるある第一位はこんな男

でも、この奥様の気持ちもわかります。
彼は気遣いのないことこの上なきお方。

一緒にゴルフをして、同伴者がいいプレーをしても
全く無関心。

「ナイスオン!」なんて言いません。
黙々と自分のプレーを続けます。

帰り際も同伴者が
「挨拶したいけど、どちらに行かれましたか?」
と彼を探すころにはさっさとお帰りになっている。

ちょっとした気遣いと言葉。
これこそが妻が望んでいる旦那さまの思いやり。

なのに旦那さまに気遣いが全く感じられないのなら、
妻が愛想をつかすのも仕方がない。
旦那デスノートにお名前が書かれるのも
時間の問題かも。

妻の言葉はなぞなぞのようなもの。その解き方はこれ

ではどうすればいいのか。

答えはひとつではないけれど、
話を聞く姿勢を改めるだけでも、妻はほっとする。

前回の妻の不安と不満の言葉をへの対応で
悪い旦那さまと善い旦那さまの対応を比べてみましょう。

●妻「私、お義母さんとうまくやっていけるかしら」

悪い旦那さま「心配いらないって。何とかなるから」
善い旦那さま「何か心配なことがあるの? もう少し話してみてよ」

●妻「私、このまま家事をしながら年とって行くのかな」

悪い旦那さま「何言っているの。みんなそうだろう」
善い旦那さま「今の暮らしではいけない感じがしているの? もう少し話してみてくれない」

●妻「私、いい母親にはなれないわ」

悪い旦那さま「母親なんて適当にやってればいいんだよ」
善い旦那さま「子育てに疲れのかな。もう少し話してみようよ」

●妻「会社、辞めた方がいいかな」

悪い旦那さま「辞めてどうすんの?」
善い旦那さま「家とか会社で何かあった?もう少し話してみてちょうだい」

●妻「あなたにとって私って何?」

悪い旦那さま「妻でしょうが」
善い旦那さま「もちろん一番大切な人だけど。私の態度にまずいことがあった?もう少し話を聞かせてよ」

妻というものは「〇〇に不満(不安)があるのよ」と
ストレートには言わないもの。

不満や不安を「あなたにとって、私って何?」
などと、なぞなぞ形式で旦那さまに問いかけるのです。

旦那さまがそのなぞなぞに答えられなければ、
妻は旦那さまに、自分の気持ちを分からない人、
自分を愛していない人という烙印を押します。
勝手に。

これが妻が不機嫌になったきっかけです。
よく思い出せば、

「ああ、あれがなぞなぞだったか」

と今更のように気づく旦那さまも多いでしょう。

今から挽回できるかどうか、
それは二人の間にどれほどの愛情が残っているかに
かかっています。

夫婦の愛情を取り戻す必殺の一言

妻が何か言ったら、そこに不満や不安が
隠されていないかどうか注意してみましょう。
何かありそうなら、

「何か困ったことがあるの?
もう少し話してみてよ」

と声をかけてみて下さい。

これでようやく妻は本心をポツポツと語りはじめます。
旦那さまが自分の気持ちを受け止めてくれるだけで、
問題が解決しなくても、心は満たされます。

これは男が結婚生活を送る上で
この上なく重要なスキルなのです。

私はいつも
「聞くスキル、すごく大事です」と
訴えますが、多くの男性はほぼスルー。

スピーチ力とか説明力とか話す力、
問題を解決する力ばかりに目をやっている。

聞くスキルとは

即ち
あなたを大切に思っている、愛していると伝える力

この力が弱ければ、大事な人に
「あなたは大事な人ではない」
「愛していない」
と言っているに等しい。

妻が不機嫌になる理由はここにあります。

大事なものを失ってから、ようやく気付く人あり。
失っても気づかぬ人あり。

コミュニケーションの力とは、
生きる資格、幸せの源泉。
コミュニケーション力のない人ほど、
この重要性に気づきません。

旦那デスノート、名前が刻まれぬよう
お互いに気を付けましょう。