お客様が神様でなくなる時 生産性が高まる

2017年1月7日

「生産性」とタイトルのついた本が矢継ぎ早に出版されている。
2017年は生産性がテーマになるらしい。
デービット・アトキンソンという人の書いた本は痛快だった。
我らは日本と言う国は勤勉で能力の高い国民が多く、技術力に優れた一流国だと信じていた。
でも一人当たりGDPで見ると、世界で26位なんだって。
昼寝ばっかりしていると見下していたイタリアやスペインより生産性が低く、最近落ち目の韓国からも間もなく抜かれるそうな。
私も最近の「日本人ってすごい!」というニュースに飽き飽きしていたので、とても刺激になった。
我々はたいしたことないのだ。
嬉しいことに、今より成長して裕福になれるということになる。

生産性を上げるって、庶民レベルではどうなる

たっはー、知らんかった。
今や日本人の子供の6人に1人は貧困家庭という現実は、生産性の悪さが原因のようだ。

生産性を上げるには、女性の活躍が欠かせないらしい。
なんでも日本の女性は男と同じ仕事を任せてもらってなくて、それで給料が男の半分程度に抑えられているらしい。

ただ、それは国や大企業の話であって、我らつつましく暮らしている者どもにはちょっと手の届かない所での話だ。
我らのレベルで生産性を上げるにはどうしたらいいのだろう。
その大事なとこは、本のどこを探しても、裏表紙をめくっても書いてはいなかった。

そこから先は自分で考えるしかないようだ。
人生はいつも自力で生きねばならんのだ。

ここで勘違いしてはいけないのは、いま2時間で行っている仕事を1時間で行うよう努力するとか、そんなことを考えるとまたしんどくなるだけだ。
こう考えよう。

いま1時間で1万円稼いでいるならば、それを1時間で12000円、15000円、20000円稼げるように工夫するのが、生産性を上げるということではないだろうか。
そうすれば収入は必ず増える。
私は生産性を上げるとは、儲ける率を上げることと解した。
そうなれば社員の給料を上げることができる。

どうすれば高く売れるだろうかと考える時代

サラリーマンは、いま自分がしている仕事でいくら稼ぎがあるのか意識して働いている人は少ないだろう。
「俺は先月1億円の売上を達成した」と自慢する人はいても、それがいったい会社にいくらの利益をもたらしたのか知っている人は少ないのではないか。

自分はこの1時間でいくら利益を上げたのか。
給料を倍にするには、1時間でいくら稼げばいいいのか。
そんなことを考えるようになれば、生産性は必ず上がるはずだ。

すると、今まで1万円で販売していたものを、どうすれば2万円で販売できるようになるか考える者が生産性の高いビジネスマンと言える。
今までの日本人は、よそで1万円で売っているものを、なんとか9千円で売れないかと、そんなことばかり考えていたので我らは貧乏になったのだ。

 

客を神様扱いしたから仕事が増えた

仕事の中でどこに無駄があるのか。
それを考えているうちに、私は顧客第一主義という考えにぶちあたった。
お客様は大事だ。お客様の満足を追求することも、やはり大事だ。
しかし行き過ぎは、何にしろ災いとなる。

100%の顧客に満足を与えることを考えるから、労働時間が伸びる。
1000人に1人のクレーマーを避けるために、企業はいったいいくらのコストを払っているのか。
例えば教師という職業は、いまや完全なブラック産業となり果てた。
一握りのモンスターペアレントから逃れるために、ありとあらゆる細かい仕事を押し付けられている。
一例を挙げれば、給食費滞納の親に督促を行うのも教師の仕事になっている。
そのために教師は疲れ果て、肝心の生徒の学力を伸ばす努力に手が回らないでいる。

テレビ局も同じ。
タレントが「〇〇市の人口は〇〇万人ぐらいです」と発言すると、間髪置かずに「平成〇年調べでは〇〇万人」と訂正のテロップが出る。
誰かが丹念に調べているのだ。
そんなところに労力を回すくらいなら、面白い番組作りにエネルギーを回すべきだ。
「我々の言うことなんざ信じちゃダメですよ。どうせテレビなんですから」と開き直ればいいのだ。

私はこう思う。
80%のお客様が満足されたら、それで十分と考えるべきだろう。
それを超えてクレームを言う人には、お客様の席を降りてもらう。
それが許される社会にすべきだ。
「こっちは客だぞ」という開き直りは許されないのだ。

IT業界では、土日だろうとクリスマス正月だろうと、クライアントから社員に突然携帯に電話が入る。
「これ、明日の朝イチでホームページUPしてよね」
ということは徹夜せいと言うことかい!大晦日も働けと言うことかい!
こんな客はもう客ではない。はいサヨウナラ。
そうはっきりと言える社会にするべき時が来ている。

そして余裕のできた時間で、利益の上がる仕事に取り組む。
企業もお客様を選ぶ時代になる。
高いサービス、高い顧客満足、そして高客単価。

そんな夢のような条件を満たすには、本気の努力が必要だろう。
他の誰もマネができない、そんな技術を開発すべきだ。
それが生産性の高い働き方となるに違いない。

短い言葉で核心を伝える力をマスターする

たくさん話すのが話し上手だと信じている人がまだまだいる。
真のマスターは多くの言葉を使わない。
短い言葉で核心を伝える力のある人こそ、生産性の高い人だ。

私の教室に見学に訪れた男性がこう尋ねた。
「この教室で勉強すれば、婚活うまく行きますか?」

私はこう答えた。
「今年のクリスマスは二人で過ごせますよ」

彼は即座に入会し、去年のクリスマスを忙しく過ごした。

生産性の高い伝え方をマスターできます

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