話し上手と話し自慢

この人、よくしゃべるな。
でも一緒にいると疲れるな。
そんな気分になる人、いますよね。

ご本人は「オレ、いけてる」と思い込んで、自身満々でいるところが辛いんだこれが。

私は彼のように、いっぱい話すけど疲れるタイプを「話し自慢」とこっそり呼んでいます。

話し上手と話し自慢、その差は相手への気遣い

例えばゴルフの話をする時。
話し上手は相手がゴルフの話を知っているかどうか、相手が乗って来るかどうか探りつつ話をします。

短めの話をして、間を取り、相手の表情と相づちを見つつ話すのです。

相手が乗って来ない時は、潔く話題を変えるのが彼らのセンス。

話し自慢は
「ゴルフ知らない?じゃ、教えてあげよう」
と嬉しそうに話をします。

視線は相手にあるようで、実は自分の話す内容に意識は集中している。
相手はもちろん楽しくなくて疲れる。

話し上手はゴルフの話をしても、相手が興味を持てるところに話を持っていきます。

「ゴルフ場のランチってね、高いの。
カレーが、ただのカレーが1,400円もするんだよ」

こんな感じ。
食べる話は誰でも興味を持てるから、相手は乗って来る。

でも話し自慢は
「ゴルフのグリーンには高麗芝とベントグリーンっていうのがあってね」

とウンチク話に進めちゃう。
相手は関心がないから
「ふーん(興味ないわー)」
ってな顔になる。

話し自慢は相手が乗ってないことに気づかない! 
そのまま話を進めちゃう。わー!
だから相手は疲れる。
口下手な人といるほうがよっぽどまし。

タクシーの運転手さんによくあるタイプだな。

「わし、話やったら得意でんねん」

って、相手をよーく見てちょーだい。

そのほか、一緒にいて疲れるタイプが満載

さらに一緒にいて疲れる人と、楽しい人には違いがはっきり出てしまう。

疲れる人は、話すスピードが速い。
楽しい人は、ゆっくり話してくれる。

疲れる人は、話の内容が絵として浮ばない。
楽しい人は、映像として浮ぶように話してくれる。

疲れる人は、自分だけが知っている言葉で話す。
楽しい人は、人間関係のドラマを交えて話してくれる。

疲れる人は、相づちの焦点がずれる。
楽しい人は、話し手が欲しい反応を返す。

疲れる人は、質問が多い。
楽しい人は、まず共感する。

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